リトリートとは?
最近よく聞く「リトリート」という言葉。「retreat(リトリート)」の意味を英和辞典で調べると、「撤退すること」「引き下がること」「避難すること」という意味があるのがわかります。そこからリトリートとは、普段の忙しい日常から一時的に離れて、異なる環境で心身をリフレッシュすることを目的としたイベントを指すようになりました。
旅行や合宿のように、集団で特定の場所に滞在しながら、様々なアクティビティやプログラムを通じて、心身ともにリラックスしたり、自己探求を深めたりすることができます。
リトリートは、日常の疲れを癒し、自分自身を見つめ直す機会として、心身の健康や幸福感を高めることができると言われています。
ヨガリトリートの特徴
ヨガリトリートの場合、ヨガや瞑想、ワークショップなどのプログラムが中心で、自分自身と向き合いながら、内面のリフレッシュや成長を目指すことができます。
また、美しい自然や美味しいベジタリアンの食事、新しい出会いなども楽しめ、充実した時間を過ごすことができます。
ヨガ初心者からインストラクター向けのリトリートまで、様々なレベルがあり、内容もみっちりヨガに専念するものから、リトリートの時間を楽しむ事により重点を置いたものなど色々なリトリートプログラムがあります。
海外リトリート
日本国内でもヨガリトリートやヨガ合宿はあちこちで開催されていますが、もし1週間などまとまった時間がとれるなら、海外でリトリートに参加してみては。
日本からだと行きやすいタイ、バリ島、フィリピンなどのリゾート地には多くのヨガリトリートプログラムが開催されています。美しい自然に囲まれ、非日常のインターナショナルな環境のヨガリトリートはきっと素晴らしい体験となるでしょう。
ヨガリトリートのメリット
毎日の生活にヨガを取り入れている人は、ヨガの様々なメリットを体感している事でしょう。ヨガリトリートでは、そのヨガのメリットを更に深く感じ、さらにレベルアップし新しい発見がいくつもあるでしょう。
リトリートには、いつものヨガクラスでは体験できない、次のようなメリットがあります。
自然豊かなロケーションが魅力
ヨガリトリートは、都会の喧騒から離れ、自然豊かな場所で開催されることが多いです。青い空や緑の風景に囲まれながら、日常から離れた環境でのヨガは、深いリラックス感をもたらし、精神的なリフレッシュを促します。
美味しいベジタリアンフードを楽しめる
ヨガリトリートでは、健康的な食事が提供されることが多く、特にベジタリアンフードが人気です。旬の素材を使った栄養豊富な食事は、身体の内側から健康になることができます。
経験豊富な講師による指導が受けられる
ヨガリトリートには、経験豊富な講師が多数参加しています。彼らの指導の下で、初心者から上級者まで、自分に合ったレッスンを受けることができます。
ヨガとマインドフルネスを深めるチャンス
ヨガリトリートでは、ヨガに加えて、瞑想やマインドフルネスなど、心身をリフレッシュするためのプログラムが充実しています。これらのプログラムを通じて、自分自身と向き合い、内面の成長を促すことができます。
ヨガ仲間と交流する機会がある
最後に挙げましたが、実はこれが最も大きなヨガリトリートのメリットだったりします。とくに海外リトリートでは、色々な国の人と友達になる機会がたくさんあります。ヨガという同じ趣味を持った人達が集まっているので、友達になりやすいですね。
ヨガリトリートのデメリット (注意点)
海外ヨガリトリートに参加することには多くのメリットがある一方、参加する前には注意点もあります。以下に、海外ヨガリトリートに参加する際に気を付けるべき点を5つ挙げて説明します。
健康面の問題
海外ヨガリトリートに参加する前には、自分の健康状態を確認し、旅行先での感染症や熱中症などのリスクを認識する必要があります。また、食事に対してアレルギーを持っている場合は、事前に伝えておくことが大切です。万が一の場合に備えて、海外旅行保険に加入する事を強くお勧めします。
言語や文化の違い
海外ヨガリトリートに参加する際には、現地の言語や文化の違いも考慮しなければなりません。英語があまり話せない場合は、日本語が通じる施設や講師を選ぶことができる場合もありますが、それ以外の場合は翻訳アプリなどを使ってコミュニケーションを取る必要があります。
費用面の問題
海外ヨガリトリートに参加する際には、旅費や宿泊費、ヨガレッスンの費用などがかかります。また、現地での食事や観光などの費用も必要になるため、事前にしっかりと予算を立てる必要があります。
現地の気候や天候
海外ヨガリトリートに参加する場合、現地の気候や天候によっては、ヨガのレッスンが中止になることもあります。特に雨季には、予定が変更になることも多いため、参加前に現地の気象情報を確認することが大切です。
タイやバリ島、フィリピンといった国々は高温多湿である事も考慮しましょう。
ヨガスタイルの相性
海外ヨガリトリートに参加する場合、講師のヨガスタイルが自分に合わない場合もあります。参加前にヨガのスタイルやレベルを調べ、自分に合ったプログラムを選ぶことが大切です。また、初心者向けのプログラムでも、自分の体調に合わせてレッスンを受けることが重要です。
おすすめ海外ヨガリトリート
このセクションでは、ヨガリトリートにおすすめの東南アジアの国・地域を紹介します。東南アジアは気候が温暖で、美しい自然と豊かな文化が広がっており、世界中から多くのヨガ愛好家が訪れています。物価が安いのも魅力です。
アジアのヨガリトリートには、その地域ならではの特色があるので、自分に合った場所を選ぶのも楽しいです。
タイでヨガリトリート
タイは青い海や美しい自然、文化的な遺産があり、海外旅行先としても大人気です。タイにはサムイ島やパンガン島、プーケットといったビーチリゾートを中心にヨガリトリートが盛んです。緑の多い北部の都市チェンマイにも素晴らしいヨガ施設があります。
パンガン島のヨガリトリート
毎月満月に行われるフルムーンパーティーで有名なパンガン島ですが、島には美しい静かなビーチや豊かな自然に囲まれたエリアもたくさんあります。パンガン島のヨガリトリートでは、ビーチフロントにあるリゾートで開催されることが多く、美しい景色を眺めながらのヨガやマッサージ、ベジタリアンフードなどが楽しめます。
4日間 ヴィーガン ウェルネスリトリート ヨガ・瞑想 (3泊4日・パンガン島)
5日間 Samkaraプライベート 瞑想&ヨガホリデー (4泊5日・パンガン島)
サムイ島のヨガリトリート
サムイ島は、青い海と白い砂浜が人気の観光スポットです。ヨガリトリートでは、海を眺めながらのヨガや、ビーチヨガ、SUPヨガなど様々な種類のヨガが楽しめます。また、ヨガ以外にも、スパやマッサージなども充実しています。
ヨガリトリートだけでなく、南国のバカンスをめいっぱい楽しみたい人におすすめです。
3日間 ヨガ・瞑想リトリート @Vikasa Yoga Retreat (2泊3日・サムイ島)
11日間 フィットネス&ヨガリトリート (10泊11日・サムイ島)
チェンマイのヨガリトリート
チェンマイは、タイ北部に位置する文化的な都市で、古い寺院や文化財が豊富です。ヨガリトリートでは、静かな自然環境の中でヨガやマインドフルネスを深めることができます。ヨガだけでなくタイ古式マッサージが学べるスクールもあります。
チェンマイは世界中からデジタルノマドが集まる街としても有名で、多くのコワーキングスペースやノマドのコミュニティがあります。リモートで仕事ができるヨギーは長期滞在してみるのも良いかもしれません。
3日間 マインドフルネス、瞑想、ヨガリトリート (2泊3日・チェンマイ)
4日間 ラグジュアリー 瞑想&ヨガリトリート
プーケットのヨガリトリート
プーケットは、タイ南西部に位置するリゾート地で、タイ屈指のビーチリゾートとして知られています。ヨガリトリートでは、美しいビーチやジャングルの中でのヨガやマッサージ、アーユルヴェーダ治療などが楽しめます。また、美味しいベジタリアンフードも豊富で、心身ともにリフレッシュすることができます。
せっかく海外でリトリートをするなら、思い切ってプーケットでラグジュアリーなウェルネスリトリートに参加してみては。
9日間 ホリスティック デトックス (8泊9日・プーケット)
8日間 AyurYoga Shodhana ウェルネスリトリート (7 泊8日・プーケット)
バリ島でヨガリトリート
バリ島は、ヨガリトリートにおいても非常に人気のある場所です。中でも、ウブドとチャングーは特におすすめのエリアと言えます。
ウブドのヨガリトリート
バリ島でヨガリトリートに参加するならウブドがおすすめ。深い緑に囲まれ、落ち着いた独自の雰囲気があります。
ヨガスタジオやヨガリトリートが多く、自然の中でのヨガやヒーリング体験ができるため、世界中からヨギーやウェルネス志向のトラベラーが集まります。
また、ウブドは美術や工芸品の街としても有名で、街を散策するだけでもインスピレーションが湧いてきます。
7日間 ウェルネスヨガリトリート (6泊7日・ウブド)
3日間 自然の中での癒し ヨガリトリート (2 泊3日・ウブド)
チャングーのヨガリトリート
バリ島南部の海沿いはビーチリゾートとして人気があり、観光客が多いエリアでもありますが、そんな中でチャングーはサーファーが集まるエリアで、近年はIT関連やトラベルブロガーといったデジタルノマドが長期滞在するエリアとしても人気があります。
チャングーではサーフィンとヨガを組み合わせたリトリートプログラムが多くあります。
4日間 ヨガ&サーフキャンプ (3泊4日・チャングー)
4日間 エコ リトリートセンターでのヨガホリデー (3 泊4日・チャングー)
スリランカでヨガリトリート
スリランカは観光にとても力を入れている国で、近年はヨガやアーユルヴェーダを中心としたウェルネスや、サーフィンを目的にスリランカを訪れる旅行者が増えています。
キャンディのヨガリトリート
スリランカでヨガリトリートに参加するなら、中部のキャンディ(Kandy)がおすすめです。古都として有名なこの地域は、山々に囲まれた緑豊かな景色が広がっています。ヨガセンターでは、マインドフルネス、瞑想、アーユルヴェーダのセッションも開催されています。
4日間 ヨガ、トレッキング、クッキング&植林 (3泊4日・キャンディ)
5日間 スリランカの文化体験&ヨガリトリート (4 泊5日・キャンディ)
スリランカ南部のヨガリトリート
また、スリランカ南部の海沿いのエリアにもヨガリトリートがあります。南部は、Galle、Welligama、Mirissa、Ahangamaといったサーフィンスポットが多くあり、海に面した開放的な空間でのヨガクラスや、サーフィンとヨガを組み合わせたプログラムが人気です。
8日間 ヨガ&サーフキャンプ (7泊8日・ウェリガマ)
6日間 ヨガ&サーフキャンプ (5泊6日・アハンガマ)
インドでヨガリトリート
ヨガと言えば、インド。ヨギーなら一度はインドを訪れてみたいと思うのではないでしょうか。多様な文化を持ち独自のエネルギーを持ったインドは、「呼ばれた人しか行けない」国であると言う人もいる位、好きな人はハマりますが、全く肌に合わない人も。
インドは広大な国ですが、ここではヨガの聖地と言われるリシュケシュ、インドが初めてでも馴染みやすいゴア、南国気分が味わえるケララをピックアップしました。
リシュケシュのヨガリトリート
インド北部のリシュケシュは、ヒマラヤ山脈の麓に位置する聖地で、プラナヤマや瞑想を学べるスタジオが多くあります。また、リシュケシュはガンジス川の畔にあるため、清らかな水を使ったアーユルヴェーダのトリートメントが体験できるのも魅力です。
3日間 ヒマラヤ瞑想&ヨガリトリート (2泊3日・リシュケシュ)
7日間 ヨガリトリート (6泊7日・リシュケシュ)
ゴアのヨガリトリート
ゴアは、インド西海岸のリゾート地としてインド人にも外国人にも人気があります。60年代後半、欧米からヒッピーが移住して独自のシーンを作り、90年代はサイケデリックトランステクノの発祥地として注目されました。観光地として発展してきた今でもAnjunaやVanagtor、Arambolといったエリアではサイケデリックな独自の雰囲気が感じられます。
ゴアではヨガリトリートも盛んに開催されています。海辺の緑豊かな場所で、様々なレベルのヨガクラスが行われています。また、アーユルヴェーダのスパやマッサージも体験できるのが特徴です。
3日間 ビーチでヨガホリデー (2泊3日・カナコナ ゴア)
30日間 ヨガリトリート (6泊7日・マンドレム ゴア)
ケララのヨガリトリート
ケララは、インド南部に位置する美しい自然に囲まれた場所で、アーユルヴェーダの発祥地としても知られています。海辺のリゾートや丘陵地帯にあるリトリートなど、自然の中でのリラックスした空間で、ヨガリトリートや、アーユルヴェーダのトリートメントを受けることもできます。
7日間 瞑想&ヨガリトリート (6泊7日・バルカラ ケララ)
8日間 コヴァラムビーチでの初心者向けヨガ (7泊8日・コヴァラム ケララ)
フィリピンでヨガリトリート
フィリピンはタイやバリに比べてヨガリトリートの旅行先としてはあまり有名ではありませんが、透明な海に囲まれた無数の美しい島が点在するフィリピンは、ヨガリトリートにぴったりの場所がたくさんあります。
8日間 ヨガリトリート体験 (7 泊8日・シャルガオ島)
8日間 プラランビーチでのサーフィン&ヨガ体験 (7泊8日・カタンドゥアネス島)
ヨガリトリートの選び方
ヨガリトリートは、自分に合った場所を選ぶことが大切です。以下のポイントを参考に、自分にぴったりなヨガリトリートを見つけましょう。
目的に合わせたヨガリトリートの選び方
ヨガリトリートには、リラックスや健康、スピリチュアリティ、アドベンチャーなどの目的があります。自分が求める目的に合ったヨガリトリートを選びましょう。
また、スケジュールがきっちり決まっているプログラムもあれば、数時間のヨガクラスがありあとは自由に行動できるプログラムもあり、自分がどのくらいヨガにコミットしたいかも考えてリトリートを選ぶようにしましょう。
予算に合わせたヨガリトリートの選び方
ヨガリトリートの価格帯は幅広く、高額なものからリーズナブルなものまであります。自分の予算に合ったヨガリトリートを探しましょう。また、特に海外ヨガリトリートの場合は、時期や予約のタイミングによっても、料金や滞在費が大きく変わるので、事前に情報収集をしましょう。
講師の資格やスタイルに合わせたヨガリトリートの選び方
自分が希望するヨガのスタイルや、講師の資格、経験などに合わせてヨガリトリートを選ぶことが大切です。ヨガのレベルに応じたクラスがあるか、講師の資格や経験が充実しているかなど、情報をしっかりと調べてから選びましょう。
ヨガ以外のプログラムやアクティビティを重視したヨガリトリートの選び方
ヨガリトリートには、ヨガ以外のプログラムやアクティビティも充実している場合があります。例えば、ヨガとアーユルヴェーダ、サーフィン、トレッキングなど、自分が興味のあるプログラムやアクティビティがある場合は、それに合わせたヨガリトリートを選ぶことができます。自分の好みに合ったプログラムやアクティビティがあるかを確認しましょう。