デジタルノマドビザを発行している国

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コロナウイルスの影響で世界中のオフィスが閉鎖され、在宅勤務が広がっています。将来的に状況が良くなってからも在宅勤務を選択できるようになれば、正社員であってもリモートでフリーランスのような働き方ができますよね。

「リモートワークができるなら、海外でデジタルノマド生活がしたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

今回は、リモートワークしながら長期滞在を可能にする許可証である「デジタルノマドビザ」を発行している国々を紹介します!

デジタルノマドビザとは

ビザというのは簡単に言うと「入国許可証」のことです。旅行や仕事で短期滞在をする場合はビザが必要ない国も多く、ビザなしで滞在できる日数は国によって異なります。滞在可能な日数を過ぎると、不法滞在として罰金をとられたり、最悪入国を禁止されたりする可能性がありますので注意しておきましょう。

ノマドワーカーは一般的に観光ビザで旅をする人がいわけですが、観光ビザではひとつの国に長期滞在する事はできません。そこで近年、多くの国がデジタルノマド向けに6ヵ月~数年間といった長期間、リモートワークをしながら滞在できる「デジタルノマドビザ」を発行しています。

コロナウィルスのパンデミックが発生した2020年頃からデジタルノマドビザを発行する国はぐんと増えました。この背景には、コロナ禍で外国からの観光客が激減すると同時にリモートワークが定着し、世界中の多くの人々が場所にとらわれない働き方ができるようになった事があります。安定した収入があるリモートワーカーを呼び込み、国内消費の促進に繋げたいという事でしょう。

デジタルノマドビザ取得には条件がある

デジタルノマドビザは誰でも取得できるわけではありません。取得には各国とも条件を設けています。その条件は国により差はありますが、殆どの場合において以下をカバーしている必要があります。

  • 国外からの安定した収入がある事
  • 滞在国での居住地を確保している事
  • 滞在国で有効な健康保険に入っている事

デジタルノマドビザを発行している国 【ヨーロッパ】

エストニア

Photo by Kevin McMahon on Unsplash

エストニアはIT先進国として有名な北ヨーロッパの国です。2014年に開始したエストニア 電子政府のe-residencyプログラムでは、外国人が電子居住権を取得し、世界のどこに居てもエストニアで起業できるサービスを提供しています。

しかしe-residencyプログラムでは実際にエストニアに住むことはできません。そこで2020年8月、エストニア政府はノマドワーカーを対象とした「デジタルノマドビザ」の発行開始を発表しました。

エストニアのデジタルノマドビザを取得すれば、国内に1年間滞在する事ができます。

ステータス2020年8月より発給
滞在可能期間1年間
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件申請の6ヶ月前に約437,000円以上の月額収入
ビザ発給の費用80 EUR (短期)〜100 EUR (長期)  
公式サイトRepublic of Estonia E-Residency

マルタ

マルタ デジタルノマドビザ

マルタは、ヨーロッパの地中海に浮かぶ小さな美しい島国です。雨の少ない温暖な気候や英語が通じることから、EUのノマドワーカーには既に人気の滞在先となっています。高速なインターネットと5Gネットワーク環境も整っており、マルタはデジタルノマドに最適です。

マルタは「Nomad Residence Permit」というプログラムを通じてデジタルノマドの滞在を支援しています。

ステータス2021年6月より発給
滞在可能期間1年間 (延長可能)
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件2700 EUR 以上の月額収入、健康保険への加入
ビザ発給の費用300 EUR
公式サイトMalta Nomad Residence Permit

ジョージア

Photo by mostafa meraji on Unsplash

ジョージアは以前グルジアと呼ばれていた国で、アジアとヨーロッパの境に位置しています。

滞在費が安く、治安も悪くない、美しい自然と文化を有するジョージアは「Remotely from Georgia」という新たなプログラムを開始し、最低180日以上、外国人がジョージアに滞在してリモートワークをする事を推奨しています。このデジタルノマドにぴったりなブログラムは、日本を含めた95か国の国籍を有する外国人が対象。

ステータス2020年8月より発給
滞在可能期間6ヵ月~1年間
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件2000 USD 以上の月額収入、健康保険への加入
公式サイトGeorgia National Tourism Administraton

クロアチア

デジタルノマドビザ クロアチア
Photo by Matthias Mullie on Unsplash

クロアチアは、長い海岸線を持つバルカン半島に位置する東欧の国です。

美しいビーチ、趣のある旧市街、ヨーロッパの他の地域への容易なアクセスは、デジタルノマドを魅了します。クロアチアのデジタルノマドビザは、正確にはデジタルノマドの一時滞在許可のことで、領事館や国内の警察署で取得できます。

ステータス2021年1月より発給
滞在可能期間1年間 (延長可能)
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件2232 EUR 以上の月額収入 または 26790 EUR以上の年収、健康保険への加入
ビザ発給の費用80~130 EUR (取得場所によって異なる)
公式サイトRepublic of Croatia Ministry of Interior

アイスランド

アイスランドには、リモートワーカーのための長期ビザがあります。

素晴らしい風景の国で、インターネット接続も高速ですが、生活費が高くビザの収入条件が厳しいのがデメリットです。

ステータス2020年10月より発給
滞在可能期間6ヵ月
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件1,000,000 ISK 以上の月額収入、健康保険への加入
ビザ発給の費用12.200 ISK
公式サイトアイスランド Directorate of Immigration

デジタルノマドビザを発行している国 【中南米・カリビアン】

バミューダ

Photo by Reilly Durfy on Unsplash

バミューダはイギリスの海外領土の島国で、観光業が盛んなリゾート地。

数ヶ月単位で宿泊施設を予約したり、ジムに長く登録したりする旅行者が増えていることに注目し、バミューダ諸島で旅行をしつつリモートワークができるビザの発給を決めました。

ステータス2020年10月より発給
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員  自営業者・フリーランス
条件健康保険への加入
ビザ発給の費用263 USD
公式サイトBermuda Tourism Authority

バルバドス

デジタルノマドビザ バルバドス
Photo by Kathryn Maingot on Unsplash

バルバドスはアメリカとコロンビア、ベネズエラの間にある島国です。島全体が珊瑚礁からできている観光大国で、面積は種子島とほぼ同じで約431㎢とかなり小さめ。

バルバドスは2020年6月、1年間滞在できるWelcome Stampというプログラムをリモートワーカー向けに開始しました。ビザ発給費用が他国に比べて高いことからもわかるように、バルバドスは裕福な国で物価も高い傾向があります。金銭的に余裕があり、リゾートを楽しみたい人にはぴったりですね。

ステータス2020年6月より発給
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員  自営業者・フリーランス
条件1年間で50,000 USD以上の収入
ビザ発給の費用個人 2,000 USD 家族で申込は3,000 USD
公式サイトバルバドス WELCOME STAMPプログラム

デジタルノマドビザを発行している国 【アジア・中近東】

ドバイ (UAE)

デジタルノマドビザ ドバイ
Photo by ZQ Lee on Unsplash

中東UAEの未来都市ドバイは、リモートワーカーとデジタルノマドのための1年間のバーチャルワーキングプログラムを開始しました。
1年間滞在可能で、所得税を支払う必要はありません。

ステータス2021年より発給開始
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員  自営業者
条件5,000 USD以上の月収。健康保険への加入
ビザ発給の費用287 USD
公式サイトDubai Virtual working programme

スリランカ (発給前)

Photo by Farhath Firows on Unsplash

サーフィン好きなデジタルノマドの間では既に人気の滞在先となっているスリランカは、2021年、1年間滞在できるデジタルノマドビザをリモートワーカー向けに発行すると発表しました。

ステータス発給開始前
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員/自営業者
条件不明
ビザ発給の費用不明 (国籍により異なる)
公式サイトスリランカ Electronic Travel Authorization

タイ (発給前)

タイのチェンマイやパンガン島は旅行者だけでなく、長期滞在するデジタルノマドにとても人気があります。タイ政府はリモートワーカー、スキルを有するプロフェッショナル、富裕層の年金受給者等を対象にした最長10年滞在が可能なビザの発給を検討しています。(参照: Thethaiger.com)

ステータス発給開始前 (検討中)
滞在可能期間5年間 (10年間まで延長可)
対象リモートワーカー、スキルを有するプロフェッショナル、富裕層年金受給者
条件不明
ビザ発給の費用年間 10,000 THB

コロナ後の世界でデジタルノマドとして旅しよう!

海外で仕事をしながら長期滞在をしたい人向けにビザを発行している国は、今回紹介した国以外にも実はたくさんあります。

観光産業に依存する国々では、観光客の呼び戻しが急務になっています。今回紹介したデジタルノマドビザだけでなく、お得に滞在できるプランや航空券が提供されることもあるので、行きたい国がある方はぜひチェックしてみてください。

デジタルノマドビザ Q&A

❓ 海外デジタルノマドをするのにビザは必須?

✅ 短期滞在であれば不要な場合が多いです。観光ビザでの入国になりますので、旅先で自分の仕事をするのは大丈夫ですが、現地で稼いだりビジネスをする事はできません。長期の場合は必要になってくるので、行きたい国のビザ事情を調べておきましょう。

❓ ノマドにおすすめの国はどこ?

✅ 治安が良い国、滞在費が安い国、色々ありますが、ズバリ自分が行きたい国!但し、デジタルノマドとして仕事をするならインターネットなどのインフラが整っていることは必須です。

❓ 予算があんまりないけど、海外でデジタルノマドがしたい!

✅ 物価が安い傾向があり、滞在費が安く、外国人トラベラーやノマドワーカーも多い東南アジアがオススメです。今回紹介した国だとジョージアが比較的物価が安め。

❓ ビザが必要かはどこで調べればいい?

外務省のサイトで調べられます。

❓ デジタルノマドビザ発行に際しての収入条件が高くない?

✅ 自国で観光をして消費してもらうことが目的なので、収入条件は高めに設定されている国が多いです。

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