フリーランスとしてデジタルノマド生活を始めたい方は「どんなものが必要になるだろう」と悩んでいないでしょうか。
移動生活では最低限の荷物で生活していきたいですよね。不要なものを増やすとお金も無駄になってしまいますし、荷物も多くなります。 ノマドとは自由に生きる事がテーマのライフスタイル。荷物が多すぎてフットワークが重くなるのはナンセンスです。
そこで今回はデジタルノマドに必須なアイテムとその選び方について解説していきますので、ぜひ参考にしてください!
デジタルノマド絶対必須の持ち物
旅するノマドワーカーに絶対必須のアイテムとして以下があげられます。
- ノートパソコン
- ヘッドフォン・マイク
- バッグ類
- 充電器
- 衣類・洗面用具
基本はこれだけ。仕事に必要な機材と衣類など生活用品があれば大丈夫です。ではどのような基準で選んでいけばいいのかポイントがあるものについて解説していきます!
ノマド向けノートパソコンの選び方

デジタルノマドに必須のノートパソコン。移動が多いノマド生活に適したパソコンを選ぶ基準として、以下の点が重要です。
- 軽量・持ち運びやすさ
- バッテリーの持ちの良さ
- スペック
できるだけ軽量でコンパクトなパソコンが持ち運ぶには楽。オンライン会議やライティングにはほぼA4サイズのスタンダードな13インチがおすすめです。動画編集やウェブ制作など画面サイズが大きい方が仕事をしやすい人以外は、持ち運びやすさを基準に選ぶと良いでしょう。モニターを貸し出しているコワーキングスペースで仕事をするというのもひとつの手です。
Wi-Fiカフェでリモートワークをする場合など、常にコンセントのある場所を確保できるとは限らないので、電力が供給されていなくてもバッテリー駆動時間が長いものがオススメです。駆動時間は8時間以上だと安心です。
スペックは仕事内容によりますが、ライティングやマーケティング、コンサルティングなどなら最新OSが導入できるパソコンなら問題はないでしょう。
ヘッドホン・マイクの選び方
ノマドワーカーの多くはカフェやコワーキングスペースなど、他の人がいたり雑音があったりする環境で働く場合が多いので、イヤホンは必須です。特に雑音で集中できなくなってしまう人には、ノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンがオススメできます。
「ノイズキャンセリング機能」表記があるイヤホンには、「アクティブキャンセリング」と「C V C」の2種類があります。外部からのノイズを軽減してくれるのはアクティブキャンセリング、通話時にマイクから送られる音声のノイズを軽減してから送ってくれるのがC V Cです。
外部からの騒音を遮断したい場合はアクティブキャンセリング機能のあるものを選びましょう。
オンライン会議をよく行う人はマイクがあると綺麗な音声を相手に届けられます。マイクは正面の音のみを拾う単一指向性のものがオススメですよ。
デジタルノマド向け:USB充電器の選び方

充電器はパソコン用、スマホ用、イヤホン用などが必要ですが、複数U S Bを挿せる充電ポートがあると便利です。カフェやコワーキングスペースでデスクにコンセントが一口しかなくても複数デバイスを同時に充電できます。
さらにノマドにおすすめなのが、充電器とモバイルバッテリーを兼ねたもの。出先でスマホの充電がもしもの時にも安心ですし、1台で2役、荷物が少なくて済みます。
デジタルノマド向けバッグの選び方

バッグは以下の3種類を持つことがオススメです。
- スーツケースまたはバックパック → 衣服など生活用品を収納
- リュック → パソコンや現金など貴重品用
- トートバッグ → カフェやコワーキングスペースなど身軽な状態で移動する時用
スーツケースは、飛行機の機内持ち込みできるサイズがおすすめですが、冬場や寒い国へ旅する場合は、衣類がかさばってしまい容量が足りないかもしれません。機内持ち込みできるスーツケースは、チェックイン時に長い列に並んだり、到着時に荷物が出てくるのを待つ必要がないのが良い点。特に海外では手違いで預けた荷物が到着しなかったりするとかなり打撃です。
リュックは必ずパソコン用の収納ポケットがあるものを選びましょう。クッションが入ったものだと衝撃を吸収してくれるので安心です。少々高くても丈夫なものを。
トートバッグは必須ではありませんが、移動先で買い物やレジャーに出かける時など、ひとつあると便利です。使わないときは畳んで小さくしておけるタイプのものがよいでしょう。
衣服について、ノマドが気を付けるべきこと

ノマドワーカーは滞在先によっては自分の好きなタイミングで洗濯ができないこともあるので、5日分程度の衣類を持っておくと安心。着回しのきくアイテムを選びましょう。
衣類は乾きやすいもの、ファッション性にこだわりがなければスポーツウェアが最適です。クライアントとのミーティングが入ったり、ちょっと良いレストランに行くことになっても大丈夫なように、キレイ目な服も1セット用意しておきましょう。
シャツなどはシワになりにくいものを!旅をしながら仕事をしている場合でも、服をバッグに詰めたままでなく、宿に着いたらハンガーにかけて置くようにすると、いざという時にしわくちゃの服しかない!といった状況を回避できます。
デジタルノマドは会議もオンラインの場合が多いもの。上半身だけ、きちっとした格好で下は短パンにビーチサンダルだったりする人も結構いるのでは。(コロナの時、そんなジョーク動画が流行りましたね!)こういう時は思いがけずナマ足が写ってしまわないよう、パソコンのカメラのアングルに注意!
デジタルノマド必須の持ち物 – 海外編
ここまでは国内・海外問わず、ノマドに必須の持ち物アドバイスをしてきました。ここからは海外ノマドに必須のアイテムを追加していきます。
海外ノマドワーカーとして旅も仕事をスムーズにこなす為に必要な持ち物があります。日本国内でのノマド生活と比較して、海外デジタルノマドには何が必要か、必須アイテムをピックアップしてみました。
- パスポート (残存有効期間に注意!)
- ビザ
- 海外旅行保険
- コンセント変換プラグ
- eSIM / SIMカード
- クレジットカード / デビットカード/現地通貨
- 海外ノマドに便利なアプリ
パスポート(残存有効期間に注意!)

海外に出るのですから、まずは当然パスポート。ひとつ注意しておきたい点があります。それは、パスポートの残存有効期限です。
入国時にパスポートの有効残存期間が足りないと、国によっては入国することができません。入国に必要な残存期間は国によってさまざまで、短い国では出国までの日数(最短1日でも入国可)、長い国では6ヵ月間の残存期間が必要です。
6か月後というと「まだまだある」と思いがちですが、うっかりして国を移動する時に入国できないという事態を避けるためにも、日本を出る前に有効期限を確認し、ギリギリの場合は更新してから出国しましょう。
ビザ
デジタルノマドが海外に滞在する場合のビザは、基本的には無査証(ノービザ)か観光ビザです。この場合、滞在先の国で就労したり、現地でビジネスをしたりすることはできません。この点は要注意です。日本のパスポートは最強と言われますが、自分が行こうとしている国に入国するのにビザが必要かどうか必ず事前に調べましょう!
近年、多くの国で「デジタルノマドビザ」の発給がはじまりました。名前のとおりデジタルノマド向けのビザで、一定以上の収入があることなどの条件を満たせば、国によって6か月~2年間といった長期間に渡ってリモートワークをしながら滞在できるビザです。
ポルトガル、イタリア、マルタ、ジョージア、エストニア、ギリシャ、タイ、インドネシア、マレーシア、韓国、台湾、メキシコ、バミューダ、アルゼンチン、ニュージーランドなど世界60か国以上がノマド向けビザを発給しています。特定の国に長期滞在したい人は、このデジタルノマドビザをチェックしてみては。
海外旅行保険
万が一海外で事故にあったり病気になったりした場合に備えて、保険には必ず入っておきましょう。日本の海外旅行保険、クレジットカードに付帯される海外旅行保険、海外のデジタルノマド向け保険などがあります。
英語が苦手でないならば、海外のノマド向け保険は、安価な上、長期で様々な国を訪れるデジタルノマドにぴったりの補償内容のため、おすすめです。
コンセント変換プラグ

国によってコンセントの形状が異なるために、日本で買った電気製品を使うには、コンセントの変換プラグが必要です。
デジタルノマドにおすすめなのは、ひとつで複数の国のコンセント形状に対応できるマルチタイプの変換プラグです。国境をまたぐ機会の多いノマドも、マルチタイプの変換プラグがひとつあれば、コンセント穴の問題は解決です。
ノートパソコン、携帯電話、携帯バッテリー、デジタルカメラなど、何かと電化製品は多いもの。滞在先がゲストハウスやホステルだと、自分が使えるコンセントの数が足りない事が多いので、複数の機器を繋げる電源タップもあると便利です。
eSIMまたは現地SIMカード
デジタルノマドにとって、「どこでもネットが使えること」は重要です。現地のモバイルデータが使えるeSIMの利用がダントツ便利です。
eSIMアプリをインストールして、渡航先の国を選び、必要な容量 (5GB、20GB等)に応じてパッケージを購入します。アプリの指示に従って設定するだけで、その国のモバイルキャリアに接続できます。物理的なSIMカードと違い、カードを交換する必要がないので便利です。
クレジットカード / デビットカード/現地通貨の現金

クレジットカード/デビットカードは、ここまで紹介したなかでも海外ノマドワーカー最重要のアイテムです。
クレジットカード/デビットカードと、仕事の報酬の振込先口座を連結させておくことで、日本に振り込まれる報酬を、海外にいながら現地通貨で引き出すことができます。注意点として、キャッシング機能がついているカードを選ぶ必要があります。
安定した収入がなく、クレジットカードの審査に通らないという人でも、銀行口座にある金額以上は使えないデビットカードなら簡単な手続きで作る事ができます。
現地通貨の現金も少しはもっておく必要があります。チップの習慣がある国も多く、また地方へ行くと現金しか使えなかったり、ATMが近くにないという事も想定して。但し現地通貨は国をまたげば使えなくなるので、使う分よりすこしだけ多めに持っておくくらいで良いでしょう。
国外に出ると両替できない通貨もありますので気を付けて。保険として現金を持っておくのなら、あまりかさばらず、どんな国でも換金しやすい米ドルがおすすめです。
海外ノマドに便利なアプリ
最後に、海外ノマド必須のアプリをご紹介しましょう。
- Googleマップ: 目的地にたどり着くために必須の地図アプリ。
- Uber / Lyft / Grab: ライドシェアアプリ。国によって一般的なアプリが異なるので、調べてインストールしておくと便利。
- Wise: 簡単、安価に様々な通貨で海外送金ができるアプリ。デビットカードも発行できる。
- Whatsapp: ノマドの定番チャットアプリ。日本ではLINEが主流ですが、Whatsappを入れておくと、旅先で知り合ったノマド達とすぐ連絡先交換ができます。
デジタルノマドの必須アイテム まとめ
デジタルノマドをするうえで必須のアイテムをいくつかご紹介しました。これらのアイテムが揃っていれば、どこへ行っても大きな問題はないでしょう。
作業の効率を落とさないよう、使うアイテムはしっかりと考えながら選んでいきましょう。精度の良いパソコンや使いやすいバッグなど、効率の良さに繋がるアイテムはデジタルノマドの武器。これらのアイテムには、ケチらず投資する事をおすすめします。
そして、なによりも大切なのは「健康な身体」です。いろいろな国を移動しながらリモートワークで働き続けるためにも、健康管理をしっかりしましょう。
デジタルノマド必須アイテム Q&A
✅ ノートパソコン、充電器、変換プラグ、パスポート、そしてインターネット環境が整っていれば、最低限のワーク&ライフスタイルは実現できます。あとは目的地や滞在期間に合わせて調整しましょう。
✅ 最初は不便を感じるかもしれませんが、移動しながら仕事する事に慣れてくると、何を持っていれば良いかがだんだんわかってきます。最小限の荷物でも仕事に支障が無くなれば、あなたも一人前のデジタルノマド。荷物が少ないと余計な事に悩む時間が減るメリットもありますよ!
✅ 「5日分+洗濯」で衣類を計算し、多機能アイテムを選ぶとコンパクトに収まります。また、現地でのレンタルや購入も視野に入れて、最初から完璧を目指しすぎないのもポイントです。
✅ 動画編集をするならこだわるべき。CPU:corei7 以上、PCメモリ:16GB 以上が目安です。常にバッグに入れて持ち歩くものなので、重量にも気をつけたいところ。
✅ 軽量で上部な、機内持ち込みOKサイズがおすすめです。壊れやすいのがキャスター部分なので、車輪が大きめのものが理想。
✅ スペースに一口しかコンセントがないことがあるので、複数口で充電できる充電器はマストです!
✅ 予備のクレジットカード、緊急時用の米ドル現金、ワクチン接種証明書のコピーなどは、うっかり忘れやすいですが重要です。
✅ 折りたたみ式のハンガーがあると服を掛けられるので便利ですよ!