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デジタルノマドビザを発行している国

ホームリモートワークデジタルノマドビザを発行している国

2020年に蔓延したコロナウイルスの影響で世界中のオフィスが閉鎖され、在宅で仕事をする「リモートワーク」という働き方が普及しました。コロナが収束した後も、リモートワークを続ける企業は数多くあります。

またITスキルを活かし、ネットを通じてフリーランスとして職場にとらわれず仕事をする人も増えています。「リモートワークができるなら、海外でデジタルノマド生活がしたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

今回は、リモートワークしながら長期滞在を可能にする許可証である「デジタルノマドビザ」を発行している国々を紹介します!

デジタルノマドビザとは

デジタルノマドビザとは何かを簡単に説明すると、

  • リモートワークをしながら滞在できるビザ
  • 滞在できる期間は国により異なり、6カ月~10年
  • 取得には一定の条件をクリアする必要がある

という特徴・要件のビザの事です。

ビザというのは簡単に言うと「入国・滞在許可証」です。旅行や仕事で短期滞在をする場合はビザが必要ない国も多く、ビザなしで滞在できる日数は国によって異なります。滞在可能な日数を過ぎると、不法滞在として罰金をとられたり、最悪以後の入国を禁止されたりする可能性がありますので注意しましょう。

ノマドワーカーは一般的に観光ビザで旅をする人が多いわけですが、観光ビザではひとつの国に長期滞在する事はできません。そこで近年、多くの国がデジタルノマド向けに6ヵ月~数年間といった長期間、リモートワークをしながら滞在できる「デジタルノマドビザ」を発行しています。

コロナウィルスのパンデミックが発生した2020年頃からデジタルノマドビザを発行する国はぐんと増えました。この背景には、コロナ禍で外国からの観光客が激減すると同時にリモートワークが定着し、世界中の多くの人々が場所にとらわれない働き方ができるようになった事があります。

デジタルノマドビザを発行する国は、安定した収入があるリモートワーカーを外国から呼び込み、国内消費の促進に繋げたいという事でしょう。

デジタルノマドビザ取得には条件がある

デジタルノマドビザは誰でも取得できるわけではありません。取得には各国とも条件を設けています。その条件は国により差はありますが、殆どの場合において以下をカバーしている必要があります。

  • 国外からの安定した収入がある事
  • 滞在国での居住地を確保している事
  • 滞在国で有効な医療保険に入っている事

デジタルノマドビザでは国外から収入を得ている事が条件で、通常、滞在国でビジネスをする事は禁止されています。

デジタルノマドビザを発行している国 一覧

デジタルノマドビザを発行している国を地域ごとに一覧にまとめました。国名をクリックすると、より詳しい説明にジャンプします。

デジタルノマドビザを発行している国 【ヨーロッパ】

🇪🇪 エストニア デジタルノマドビザ

エストニア デジタルノマドビザ

エストニアはIT先進国として有名な北ヨーロッパの国です。2014年に開始したエストニア 電子政府のe-residencyプログラムでは、外国人が電子居住権を取得し、世界のどこに居てもエストニアで起業できるサービスを提供しています。

しかしe-residencyプログラムでは実際にエストニアに住むことはできません。そこで2020年8月、エストニア政府はノマドワーカーを対象とした「デジタルノマドビザ」の発行開始を発表しました。

エストニアのデジタルノマドビザを取得すれば、国内に1年間滞在する事ができます。

ステータス2020年8月より発給
滞在可能期間1年間
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件申請の6ヶ月前に約437,000円以上の月額収入
ビザ発給の費用80 EUR (短期)〜100 EUR (長期)  
公式サイトRepublic of Estonia E-Residency

🇲🇹 マルタ デジタルノマドビザ

マルタ デジタルノマドビザ

マルタは、ヨーロッパの地中海に浮かぶ小さな美しい島国です。雨の少ない温暖な気候や英語が通じることから、EUのノマドワーカーには既に人気の滞在先となっています。高速なインターネットと5Gネットワーク環境も整っており、マルタはデジタルノマドに最適です。

マルタは「Nomad Residence Permit」というプログラムを通じてデジタルノマドの滞在を支援しています。

ステータス2021年6月より発給
滞在可能期間1年間 (延長可能)
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件2700 EUR 以上の月額収入、健康保険への加入
ビザ発給の費用300 EUR
公式サイトMalta Nomad Residence Permit

🇬🇪 ジョージア デジタルノマドビザ

ジョージア デジタルノマドビザ

ジョージアは以前グルジアと呼ばれていた国で、アジアとヨーロッパの境に位置しています。

滞在費が安く、治安も悪くない、美しい自然と文化を有するジョージアは「Remotely from Georgia」という新たなプログラムを開始し、最低180日以上、外国人がジョージアに滞在してリモートワークをする事を推奨しています。このデジタルノマドにぴったりなブログラムは、日本を含めた95か国の国籍を有する外国人が対象。

ステータス2020年8月より発給
滞在可能期間6ヵ月~1年間
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件2000 USD 以上の月額収入、健康保険への加入
公式サイトGeorgia National Tourism Administraton

🇭🇷 クロアチア デジタルノマドビザ

デジタルノマドビザ クロアチア

クロアチアは、長い海岸線を持つバルカン半島に位置する東欧の国です。

美しいビーチ、趣のある旧市街、ヨーロッパの他の地域への容易なアクセスは、デジタルノマドを魅了します。クロアチアのデジタルノマドビザは、正確にはデジタルノマドの一時滞在許可のことで、領事館や国内の警察署で取得できます。

ステータス2021年1月より発給
滞在可能期間1年間 (延長可能)
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件2232 EUR 以上の月額収入 または 26790 EUR以上の年収、健康保険への加入
ビザ発給の費用80~130 EUR (取得場所によって異なる)
公式サイトRepublic of Croatia Ministry of Interior

🇮🇸 アイスランド デジタルノマドビザ

アイスランド デジタルノマドビザ

アイスランドには、リモートワーカーのための長期ビザがあります。

素晴らしい風景の国で、インターネット接続も高速ですが、生活費が高くビザの収入条件が厳しいのがデメリットです。

ステータス2020年10月より発給
滞在可能期間6ヵ月
対象国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件1,000,000 ISK 以上の月額収入、健康保険への加入
ビザ発給の費用12.200 ISK
公式サイトアイスランド Directorate of Immigration

🇪🇸 スペイン デジタルノマドビザ

スペインのデジタルノマドビザ

気候が穏やかで西ヨーロッパにしては物価も低めのスペインは、欧州のデジタルノマドには特に人気の滞在先です。特にカナリー諸島のGran CanariaやTenerifeには多くのノマドが集まり、コミュニティを形成しています。

そんな待ちに待ったスペインのデジタルノマドビザは、2022年12月に承認されました。
対象はEU外の国籍を持つ外国人のITリモートワーカーで、最長5年間の滞在が認められます。条件は大学を卒業している事または3年以上の職歴がある事や、スペインの最低賃金の2倍の月収がある事、犯罪歴が無い事など色々あります。

スペインのデジタルノマドビザの申請は、スペイン大使館または領事館で行えます。デジタルノマドビザの申請には揃えるべき書類も多いので、大使館または領事館で条件と申請書類を必ず確認しましょう。

ステータス:2022年12月より
滞在可能期間:5年
対象:EU外の国籍を持ち、国外で雇用契約しているリモートワーカー
条件:スペインの最低賃金の2倍以上の収入
公式サイト:駐日スペイン大使館ウェブサイト

🇵🇹 ポルトガル デジタルノマドビザ

ポルトガル デジタルノマドビザ

近年移住先として人気のポルトガル。気候が良く、物価がヨーロッパにしては安めで、人々はフレンドリー。ヨーロッパではデジタルノマドに大変人気のある国です。

ポルトガル領であり、モロッコに近い大西洋に浮かぶマデイラ島では、2021年に地元自治体が中心となり「マデイラノマド村 (Digital Nomads Madeira Islands)」を立上げ、デジタルノマドやスタートアップのコミュニティを形成しています。

ポルトガルは2022年8月に、国の最低資金の4倍以上の月収のあるリモートワーカーが申請できるデジタルノマドビザを発表しました。このビザで、1年間ポルトガルに住みながらリモートワークで働くことができるようになります。

ポルトガルのデジタルノマドビザは要件を満たせばあと1年延長可で、合計2年有効ですが、それより長く滞在したい人は最長5年間滞在できる居住ビザを申請する事も出来ます。

ステータス:2022年8月
滞在可能期間:1年 (更に1年更新可)
対象:国外で雇用契約
条件:ポルトガルの最低賃金の4倍以上の月収(約€3040)
ビザ発給の費用:€180
公式サイト:https://vistos.mne.gov.pt/en/national-visas/general-information/

🇬🇷 ギリシャ デジタルノマドビザ

ギリシャ デジタルノマドビザ

ギリシャは、観光客を惹きるける魅了がたくさんある国です。島めぐりをしながらビーチを楽しんだり、文化も食事も楽しめることができます。また、デジタルノマドに必須なインターネット環境はギリシャでは問題ありません。色々楽しめる中、ヨーロッパでは珍しく、物価は安いのでデジタルノマドにはぴったりです。

ヨーロッパに長期移住をされたい方には、ギリシャを選択肢に入れておくと良いかもしれないです。もちろんギリシャもデジタルノマドビザを提供しております。

ステータス:2021年8月
滞在可能期間:1年
対象:リモートワーカー
条件:月収が€3,500以上
ビザ発給の費用:€75から
公式サイト:ギリシャデジタルノマドビザ

🇷🇴 ルーマニア デジタルノマドビザ

ルーマニア デジタルノマドビザ

ルーマニアはバルカン地域の中では珍しいラテン系の国、ルーマニアは2021年12月からデジタルノマドビザを承認することになりました。

首都ブカレストは近代的な都市ですが、小一時間も車で走れば緑の山々が美しく、ドラキュラの城をはじめ古城が点在しています。冬はスキーも盛んです。都市部や若い人々の間では英語も通じやすく、西ヨーロッパの国々と比較して物価が安いので暮らしやすいでしょう。

ルーマニアのデジタルノマドビザの取得には、国外の企業で働いている事、そしてルーマニアの平均給与の3倍の月収(€3,700)がある事が求められます。

ステータス:2021年12月
滞在可能期間:1年
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:月収€3,700
ビザ発給の費用:€120
公式サイト:ルーマニアビザ

🇭🇺 ハンガリー デジタルノマドビザ

ハンガリー デジタルノマドビザ

中央ヨーロッパの共和制国家、ハンガリー。ハンガリーでは、長期滞在をされたいリモートワーカーのために「ホワイトカード」と呼ばれるデジタルノマドビザがあります。

ハンガリーのデジタルノマドビザの特徴は、必要とされる月収が€2,000と他の国と比べてハードルが低い事です。

ステータス:2022年
滞在可能期間:1年
対象:リモートワーカー
条件:月収が€2,000以上
ビザ発給の費用:$125.25
公式サイト:ホワイトカード

🇨🇾 キプロス デジタルノマドビザ

キプロス デジタルノマドビザ

1年中温暖で過ごしやすい気候の地中海東部に位置するキプロスは、人口120万人ほどの小さな国で、地理的にはトルコ、シリアに近いですが、EU加盟国です。

キプロスは政治的に少々複雑で、国が南と北に分断されていて、南側にはギリシャ系の住民が、北側にはトルコ系の住民が住んでおり、北キプロスは独立を宣言しています。北キプロスを独立国家として認めているのはトルコ1国のみという状況です。

そのような事情を抱えながらも、キプロスは比較的安全で、観光地としても人気があるビーチ好きにはおすすめな国です。

キプロスのデジタルノマドビザは、国外で雇用されているリモートワーカーや自営業の人が対象になります。

ステータス:2021年
滞在可能期間:1年
対象:リモートワーカー
条件:月収€3,500
ビザ発給の費用:€70
公式サイト:キプロスデジタルノマドビザ

🇱🇻 ラトビア デジタルノマドビザ

ラトビア デジタルノマドビザ

世界遺産にも登録された首都リガの旧市街がある美しい風景が広がるラトビア。首都リガから少し離れると森林や湖沼など豊かな自然も楽しむことができます。ハイキングやスキー、釣りなどアウトドアスポーツも盛んです。

言語はラトビア語ですが、ロシア語を話す人も多いです。英語もよく通じます。EU加盟国であり、IT産業も盛んです。

バルト三国ではエストニアがノマドには有名ですが、ラトビアもリモートワーカー向けのデジタルノマドビザが2022年に発効されました。

ステータス:2022年6月
滞在可能期間:1年
対象:EAA地域以外の国民であるリモートワーカー
条件:現地平均月収の2.5倍 (€3192.50)
ビザ発給の費用:60€
公式サイト:ラトビア Long-stay visa for remote work

デジタルノマドビザを発行している国 【アジア・中東】

🇯🇵 日本 デジタルノマドビザ

日本 デジタルノマドビザ

近年外国人旅行者に人気の日本も、2024年4月からデジタルノマドビザを発給しています。安定した収入を得ながら長期滞在する外国人を対象(現在は50か国)としており、期間は6か月間までと、他の国のデジタルノマドビザと比較して滞在期間が短めです。

年収が最低1000万円、また1000万円以上の保障がある医療保険への加入も必須です。

ステータス:Issuance starts in April 2024
滞在可能期間:6か月
対象:対象50か国の国民
国外で雇用されているリモートワーカー
条件:年収1000万円以上
公式サイト:出入国在留管理庁

🇰🇷 韓国 デジタルノマドビザ

日本から最も近く、旅行先としても人気の韓国は、2024年からデジタルノマドビザの発給を開始しました。「ワーケーションビザ (Workcation Visa) 」という名称のこのビザを取得すると、リモートワークをしながら最長で2年間滞在できます。

最低年収が、韓国の一人当たりの国民総所得(GNI)の2倍以上ある事が条件で、2024年の場合は8496万韓国ウォンとなっています。

ステータス:2024年1月 発給開始
滞在可能期間:2年間 (1年ビザ+1年更新可)
対象:国外で雇用されているリモートワーカー
関連する仕事の実務経験が1年以上ある事
条件:8496万韓国ウォン(2024年度)
公式サイト:Korea Immigration Service

🇹🇭 タイ デジタルノマドビザ (LTR)

タイ デジタルノマドビザ

タイのチェンマイやパンガン島はデジタルノマドに特に人気がある滞在先です。シングルエントリーの短期滞在ビザでも最長60日まで滞在できますが、リモートワークをしながらタイに住みたいという人は、タイのデジタルノマドビザと言われるLTR (Long-Term Resident)ビザを検討してみてはいかがでしょうか。

但し取得のハードルは高めで、かなり年収の高いリモートワーカー向けとなっています。また最低5万ドルが保障されている医療保険(または10万ドルの貯金)が必須です。

ステータス2022年より発給開始
滞在可能期間10年間 (5年ビザ+5年延長可)
対象リモートワーカー、スキルを有するプロフェッショナル、富裕層年金受給者
条件最低年収80,000 USD
公式サイトThailand Board of Investment LTR Visa

🇦🇪 ドバイ (UAE) デジタルノマドビザ

デジタルノマドビザ ドバイ

中東UAEの未来都市ドバイは、リモートワーカーとデジタルノマドのための1年間のバーチャルワーキングプログラムを開始しました。
1年間滞在可能で、所得税を支払う必要はありません。

ステータス2021年より発給開始
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員  自営業者
条件5,000 USD以上の月収。健康保険への加入
ビザ発給の費用287 USD
公式サイトDubai Virtual working programme

🇱🇰 スリランカ デジタルノマドビザ

スリランカ デジタルノマドビザ

サーフィン好きなデジタルノマドの間では既に人気の滞在先となっているスリランカは、2021年、1年間滞在できるデジタルノマドビザをリモートワーカー向けに発行すると発表しました。それから数年経ちましたが、スリランカ政府は2023年9月に改めてデジタルノマドビザの発給を承認した事を表明しました。

国外からの収入が月に$2000あり、スリランカの銀行を通して受け取る事が条件となっています。ビザは延長も可能になるとの事です。

ステータス発給開始前
滞在可能期間1年間 (延長可)
対象国外で雇用されているリモートワーカー
条件月収 2000USD以上
ビザ発給の費用500 USD
公式サイトSri Lanka Department of Immigration and Emigration

🇮🇩 インドネシア デジタルノマドビザ (E33Gビザ)

インドネシア デジタルノマドビザ

デジタルノマドの聖地とも言われるバリがあるインドネシアは、2024年4月から新たにデジタルノマド向けのE33Gビザの発給を開始しました。

E33Gビザを取得すれば、インドネシアに最長1年間滞在する事が可能です。年収要件の他に、2000 USD以上の残高がある過去3か月間の銀行口座の残高証明が必要です。

ステータス:2024年4月発給開始
滞在可能期間:1年間
対象:国外で雇用されているリモートワーカー
条件:年収60,000 USD 以上
公式サイト:Indonesian Immigration

🇲🇾 マレーシア デジタルノマドビザ

マレーシア ノマド生活

日本パスポートではビザなしでもマレーシアに最大90日間滞在できますが、マーレシアのデジタルノマドビザ「DE Rantau Nomad Pass」ですと3ヶ月〜12ヶ月間滞在ができ延長も可能となります。

マレーシアはタイと並んで東南アジアの中でも快適にノマドできる国として人気です。特に、直行便が日本から近く時差が2時間なので日本時間でのリモートワーカーには大変おすすめです。

ステータス:2022年10月より発給
滞在可能期間:1年
対象:フリーランサー・リモートワーカー
条件:月収$2,000
ビザ発給の費用:$218
公式サイト:DE Rantau Nomad Pass

🇹🇼 台湾 デジタルノマドビザ (Gold Card)

台湾 デジタルノマドビザ

台湾にはリモートワークをしながら長期滞在ができるゴールドカード (Gold Card)という制度があり、これが台湾のデジタルノマドビザに当たると認識されています。

一般的にデジタルノマドビザは、国外からの安定した収入がある事が取得の条件となっていますが、台湾のゴールドカードは、デジタル分野を含めた特定分野のスキルの高い外国人を誘致するための制度で、台湾内での就労が可能です。

ステータス:2018年より発給
滞在可能期間:最長3年間
対象:デジタル、アート、金融、科学、教育、スポーツ等、指定分野のスキルと実績がある事
条件:デジタル分野の場合、直近の月給がNT$160,000 以上
公式サイト:Taiwan Gold Card

デジタルノマドビザを発行している国 【中南米・カリビアン】

🇧🇲 バミューダ デジタルノマドビザ

バミューダ  デジタルノマドビザ

バミューダはイギリスの海外領土の島国で、観光業が盛んなリゾート地。

数ヶ月単位で宿泊施設を予約したり、ジムに長く登録したりする旅行者が増えていることに注目し、バミューダ諸島で旅行をしつつリモートワークができるビザの発給を決めました。

ステータス2020年10月より発給
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員  自営業者・フリーランス
条件健康保険への加入
ビザ発給の費用263 USD
公式サイトBermuda Tourism Authority

🇧🇧 バルバドス デジタルノマドビザ

デジタルノマドビザ バルバドス

バルバドスはアメリカとコロンビア、ベネズエラの間にある島国です。島全体が珊瑚礁からできている観光大国で、面積は種子島とほぼ同じで約431㎢とかなり小さめ。

バルバドスは2020年6月、1年間滞在できるWelcome Stampというプログラムをリモートワーカー向けに開始しました。ビザ発給費用が他国に比べて高いことからもわかるように、バルバドスは裕福な国で物価も高い傾向があります。金銭的に余裕があり、リゾートを楽しみたい人にはぴったりですね。

ステータス2020年6月より発給
滞在可能期間1年間
対象海外企業の社員  自営業者・フリーランス
条件1年間で50,000 USD以上の収入
ビザ発給の費用個人 2,000 USD 家族で申込は3,000 USD
公式サイトバルバドス WELCOME STAMPプログラム

🇦🇬 アンティグア・バーブーダ デジタルノマドビザ

アンティグア・バーブーダ デジタルノマドビザ

アンティグア・バーブーダは、カリブ海東部の小アンティル諸島にあるイギリス連邦に属する島国です。公用語は英語です。

アンティグア・バーブーダでは2年間も滞在できる NDR プログラムと呼ばれるデジタルノマドビザがあります。滞在する2年間、年収が$50,000以上になり、本人と、同行する家族がいる場合はその家族を養える経済的な手段がある事を証明しなければなりません。

白い砂のビーチに囲まれた南国で、欧米人を中心に多くの観光客が訪れるリゾート地です。しかし治安には少し警戒が必要です。

ステータス:2020年10月
滞在可能期間:2年
対象:リモートワーカー
条件:年収$50,000
ビザ発給の費用:$1,500から
公式サイト:アンティグア・バーブーダ ノマドビザ

🇦🇮 白い砂浜と美しい色をしたビーチを楽しめるアンギラ。バカンスを楽しみたいノマドにおすすめです。

白い砂浜と美しい色をしたビーチを楽しめるアンギラ。バカンスを楽しみたいノマドにおすすめです。

アンギラのビザ費用は比較的高いのですが、他の国と違い収入要件がありません。ですが、物価が高いので資金がある方に向いていると思います。

ステータス:2020年
滞在可能期間:1年
対象:リモートワーカー
条件:フリーランサーやデジタルノマド
ビザ発給の費用:$2,000から
公式サイト:アンギラ デジタルノマドビザ

🇲🇸 モントセラト デジタルノマドビザ

モントセラト デジタルノマドビザ

カリブ海に浮かぶ火山島であるモントセラト (モンセラットと呼ばれる事も) は、イギリスの海外領土です。この国に住みながらリモートで仕事をすることができるデジタルノマドビザにあたる「モントセラト・リモートワーク・スタンプ」を2021年から提供しています。

条件を満たしていれば7日間で発行され、モントセラトに1年間滞在する事ができます。国外の企業と雇用契約をしているか、または国外で会社を経営していて収入がある事を証明する必要があるのは他の国と同じです。しかし、年収が$70,000以上という条件は少しキツイですね...

ステータス:2021年1月
滞在可能期間:1年
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:年収$70,000
ビザ発給の費用:$500から
公式サイト:モントセラト・リモートワーク・スタンプ

🇩🇲 ドミニカ国 デジタルノマドビザ

ドミニカ国は、カリブ海にある小さな島国。トロピカルフルーツをたくさん楽しめて、世界遺産などを楽しめる島の国です。混同されやすいですが、同じカリブ海のドミニカ共和国とは別の国です。

ドミニカでは Work in Nature (WIN) と呼ばれる最長18ヶ月間滞在できるビザを発給しています。対象は18歳以上、今後1年の収入が$50,000と見込みができるリモートワーカー。入国してからのビザ有効期間の間は自由に出入りができます。

ステータス:2021年4月
滞在可能期間:18ヶ月
対象:18歳以上のリモートワーカー
条件:年収$50,000
ビザ発給の費用:$800から
公式サイト:https://windominica.gov.dm/

🇧🇸 バハマ デジタルノマドビザ

バハマ デジタルノマドビザ

マイアミから飛行機で1時間で行けるバハマでも長期滞在できるプログラムがあります。このプログラムは「The Bahamas Extended Access Travel Stay (BEATS)」と呼ばれ、最大1年間滞在そして最長3年間の更新が可能です。

ビザ申請にあたり必要な収入の要件はありませんが、滞在期間をカバーできる資金があることを証明する必要があります。

ステータス:2020年10月
滞在可能期間:1年
対象:リモートワーカー・オンラインで仕事又は学ぶ学生
条件:滞在期間をカバーする資金
ビザ発給の費用:$25 BSD
公式サイト:BEATS

🇨🇼 キュラソー デジタルノマドビザ

キュラソー デジタルノマドビザ

キュラソーといえば美しいカリブ海です!ビーチでリゾート気分を味わいながらリモートワークができる夢のような国でデジタルノマドには人気です。

日本からはかなり遠いのですが、ビザ申請にあたり必要な収入の要件はなくビザ費用も比較的安いのでおすすめです。

ステータス:2021年2月
滞在可能期間:6ヶ月
対象:・リモートーワーカー
・デジタルノマド
・Hibernators
・投資家
条件:収入要件なし
ビザ発給の費用:$294
公式サイト:@Home in Curaçao

🇱🇨 セントルシア デジタルノマドビザ

税金の支払い義務もなく、収入要件もなく、ビザの申請料金も比較的安く申請できるセントルシアのデジタルノマドビザ。セントルシアの公用語は英語なので、ノマドワーカーには向いている国です。

セントルシアのデジタルノマドビザはシングルエントリーとマルチプルエントリーで料金が変わるのでご注意ください。また、料金の差はそこまで変わらないのでマルチプルエントリーを選択肢、セントルシア周辺の国へ旅行するのもおすすめです。

ステータス:2021年3月
滞在可能期間:6週間 延長可
対象:デジタルノマド・リモートワーカー
条件:収入要件なし
ビザ発給の費用:EC$125.00
公式サイト:https://www.govt.lc/services/apply-for-saint-lucia-non-immigrant-visa

🇬🇩 グレナダ デジタルノマドビザ

グレナダでは国外の企業と雇用契約、そしてリモートで仕事をしているデジタルノマドを対象としたデジタルノマドビザを提供しております。このビザで1年間滞在することが可能です。また、申請料金が変わりますが家族と申請することも可能です。

個人での申請料金は1,500ドルで、4人以内の家族での料金は2,000ドルです。4人以上の場合は1人につき200ドルの追加料金がかかります。

ステータス:2021年10月
滞在可能期間:1年
対象:デジタルノマド
条件:$37,000
ビザ発給の費用:$1,500
公式サイト:グレナダノマドビザ

🇨🇷 コスタリカ デジタルノマドビザ

コスタリカ デジタルノマドビザ

ビーチやジャングルや火山などを楽しめるコスタリカでは「Rentista」と呼ばれるデジタルノマドビザがあります。このビザでは1年有効で更新が可能となります。その中で、最低180日間滞在をされた方はさらに1年間の延長が可能となります。

ステータス:2022年7月
滞在可能期間:1年
対象:リモートワーカー
条件:月収$3,000
ビザ発給の費用:$100
公式サイト:Rentista

🇲🇽 メキシコ デジタルノマドビザ

メキシコ デジタルノマドビザ

デジタルノマドには有名なメキシコ、観光ビザで6ヶ月も滞在できるが簡単に一時滞在ビザも取れる国です。一時滞在ビザは1年有効であり、最長4年間の延長か可能です。

メキシコは明るくポジティブな人々のイメージが多いと思います。実はその通りで人々はフレンドリーなのでメキシコに暮らすのはおすすめです。

ステータス:2021年3月
滞在可能期間:6ヶ月から4年
対象:デジタルノマド
条件:月収$2,595
ビザ発給の費用:$150 to $350
公式サイト:メキシコ Temporary Resident Visa

🇵🇦 パナマ デジタルノマドビザ

自然に囲まれ、過ごしやすい気候でもビーチを楽しめる中央アメリカでもっとも発展している国がパナマです。

そんなパナマでも2021年5月にデジタルノマドビザを提供することになりました。収入要件は年収$36,000 で、ビザ費用$300で9ヶ月の滞在を楽しむことができます。また、延長が可能ですので最大18ヶ月間の滞在を申請することができます。

ステータス:2021年5月
滞在可能期間:9ヶ月
対象:リモートワーカー
条件:年収$36,000
ビザ発給の費用:$250入国管理局 + $50 ビザカード
公式サイト:パナマ ノマドビザ

🇧🇿 ベリーズ デジタルノマドビザ

英語が公用語のベリーズはアメリカからの観光客に人気です。美しい自然に囲まれ、ビーチやアイランドライフを楽しめるのでリゾート気分を求めている方にはぴったりです。

ベイリーズのデジタルノマドビザは「Work Where You Vacation」 と呼ばれています。

ステータス:2022年
滞在可能期間:180 days
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:年収$75,000
ビザ発給の費用:BZD500
公式サイト:Work Where You Vacation

🇪🇨 エクアドル デジタルノマドビザ

エクアドルは、南アメリカ大陸北部の西岸、赤道直下に位置する国で、国名はスペイン語の「赤道」に由来します。世界自然遺産に登録されて世界的に有名なガラパゴス諸島や南米で1番古いカトリック系の主導員など、」興味深い観光地でたくさんです。

そんなエクアドルでも2022年7月からデジタルノマドを発給することになりました。

ステータス:2022年7月
滞在可能期間:2年
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:基本給の3倍
ビザ発給の費用:申請$50 + ビザ$400
公式サイト:エクアドールノマドビザ

🇨🇴 コロンビア デジタルノマドビザ

コロンビア デジタルノマドビザ

日本人の場合は、ビザなしで90日間コロンビアで滞在することができます。それ以上滞在を希望しているデジタルノマドのために、デジタルノマドビザが追加されました。このビザでは2年間と長い間有効になります。

ステータス:2022年10月
滞在可能期間:2年
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:過去3ヶ月間銀行口座に$750以上のの預金
ビザ発給の費用:$52
公式サイト:コロンビアデジタルノマドビザ

🇦🇷 アルゼンチン デジタルノマドビザ

アルゼンチンは国内の観光客を増やすためにデジタルノマドビザを提供することになりました。アルゼンチンは生活費が安く、ほとんどの住民がフレンドリーなのでデジタルノマドにもおすすめな国です。

ステータス:2022年5月
滞在可能期間:180日
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:月収$1500
ビザ発給の費用:$80
公式サイト:アルゼチン ビザ

デジタルノマドビザを発行している国 【アフリカ・インド洋】

🇸🇨 セーシェル デジタルノマドビザ

セーシェル デジタルノマドビザ

アフリカとモルディブの間にあるセーシェルはバケーションをしながらワークをするという意味がある「ワーケーションプログラム」と言われる、デジタルノマド向けのビザがあります。

所得税はなく、国外で雇用契約をされている方は最長1年の滞在をすることができます。

ステータス:2021年4月
滞在可能期間:1年
対象:国外で雇用契約のリモートワーカー
条件:定期的な収入を得ていること
ビザ発給の費用:€45
公式サイト:ワーカーションプログラム

🇲🇺 モーリシャス デジタルノマドビザ

インド洋に浮かぶ島国、モーリシャスでもデジタルノマド向けの長期滞在ビザがあります。プレミアムビザと呼ばれ、1年間の滞在そして3ヶ月の延長が可能になります。

モーリシャスは美しいビーチで楽園でのんびりなライフスタイルを楽しめます。そんなモーリシャスのプレミアムビザはなんと、手数料が無料!そして、収入要件は比較的安いので簡単に取得できるのではないかと思います。

ステータス:2020年
滞在可能期間:6ヶ月-1年
対象:リモートワーカー
条件:月収$1,500
ビザ発給の費用:無料
公式サイト:プレミアムビザ

🇨🇻 カーボベルデ デジタルノマドビザ

ほとんど雨が降らないカーボベルデ共和国。1年中晴天を楽しめると言われているので観光しながらリモートワークをお考えの方にはおすすめです!月収1,500以上の証明ができれば6ヶ月間の滞在を申請することができます。またその後も最大6ヶ月まで延長することができます。

ステータス:2020年12月
滞在可能期間:6ヶ月
対象:リモートワーカー
条件:過去 6ヶ月間の最低平均銀行残高が€1,500
ビザ発給の費用:€20のビザ費用と€34の空港利用費
公式サイト:Remote Working Cabo Verde

🇳🇦 ナミビア デジタルノマドビザ

ナミビア デジタルノマドビザ

ナミビアは美しい自然と綺麗な星空で有名です。日本からは地理的にも文化的にも遠い国ですが、壮大な景色や野生動物が好きなら是非訪れてみたい国のひとつです。

そんなナミビアでは、2022年にデジタルノマドビザを発表しました。「ナミビア デジタルノマドビザ プログラム」は、リモートワークしながらナミビアに6ヶ月間滞在できるビザ制度です。

条件の1つは、月収が少なくとも$2,000以上であることです。家族で応募する場合は、配偶者は月額1,000ドル、子供1人あたりの予算は月額500ドル必要です。

ナミビアデジタルノマドビザについて詳しくは、Namibia Investment Promotion and Development Board の公式サイトをご覧ください。

コロナ後の世界でデジタルノマドとして旅しよう!

海外で仕事をしながら長期滞在をしたい人向けにビザを発行している国は、今回紹介した国以外にも実はたくさんあります。

観光産業に依存する国々では、観光客の呼び戻しが急務になっています。今回紹介したデジタルノマドビザだけでなく、お得に滞在できるプランや航空券が提供されることもあるので、行きたい国がある方はぜひチェックしてみてください。

デジタルノマドビザ Q&A

❓ 海外デジタルノマドをするのにビザは必須?

✅ 短期滞在であれば不要な場合が多いです。観光ビザでの入国になりますので、旅先で自分の仕事をするのは大丈夫ですが、現地で稼いだりビジネスをする事はできません。長期の場合は必要になってくるので、行きたい国のビザ事情を調べておきましょう。

❓ ノマドにおすすめの国はどこ?

✅ 治安が良い国、滞在費が安い国、色々ありますが、ズバリ自分が行きたい国!但し、デジタルノマドとして仕事をするならインターネットなどのインフラが整っていることは必須です。

❓ 予算があんまりないけど、海外でデジタルノマドがしたい!

✅ 物価が安い傾向があり、滞在費が安く、外国人トラベラーやノマドワーカーも多い東南アジアがオススメです。今回紹介した国だとジョージアが比較的物価が安め。

❓ ビザが必要かはどこで調べればいい?

外務省のサイトで調べられます。

❓ デジタルノマドビザ発行に際しての収入条件が高くない?

✅ 自国で観光をして消費してもらうことが目的なので、収入条件は高めに設定されている国が多いです。

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