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ヨーロッパでデジタルノマドに人気の街、リスボン(ポルトガル)の魅力

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デジタルノマドに人気の都市ランキングで常に10位以内に入っているのがポルトガルのリスボンです。この記事では、海外ノマドなら是非一度は訪れたい、リスボンの魅力をデジタルノマド目線で紹介していきます。

リスボンの基本情報

リスボンはヨーロッパの西海岸に位置する、人口は約500万人を抱えるポルトガルの首都。リスボンは温暖な地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬はヨーロッパにしてはそれほど寒くなく、雨が多くなります。

街には美しい中世の城壁、古代の要塞、マノエル様式の建築物、美術館、博物館、美しい広場、大通りなどがあり、世界遺産に登録されている建造物もあります。ヨーロッパの古い街並みが好きな人におすすめの滞在先です。

またリスボンはフード・シーンが充実していて、フレッシュなシーフードやポルトガル風チキン、エッグタルトなどが有名です。雰囲気たっぷりのレストランからストリートフードまで、様々な国の料理を楽しめます。

リスボンがデジタルノマドに人気な訳

リスボンは、美しい街並み、温暖で過ごしやすい気候、安価な生活費、充実したノマドコミュニティ、そして豊富なコワーキングスペースやカフェがあることから、デジタルノマドに人気のある街です。ここでは、リスボンがデジタルノマドに人気の理由について詳しく見ていきます。

温暖で過ごしやすい気候

リスボンは地中海性気候で、一年を通して温暖で過ごしやすい気候が特徴的です。夏には最高気温が30度を超えることもありますが、通常は25度前後で涼しく、冬には平均気温が15度と比較的暖かいです。

この快適な気候条件は、特にヨーロッパの寒い地域出身のノマドにとってはとても魅力的で、リスボンがデジタルノマドの滞在先として人気がある大きな理由のひとつとなっています。

生活費が比較的安価

リスボンの生活費は、ヨーロッパの他の主要都市に比べて比較的安価です。家賃は少々高いものの、食事や交通費などの日常的な支出が低いため、他の西ヨーロッパの大都市に住むよりも生活費を抑える事ができます。また、ノマド向けのコリビングやコワーキングスペースも、他の都市に比べて比較的安価に提供されています。

リスボンの中心にある旧市街の1ベットルームのアパートの平均家賃は€800~€1000程度、中心から少し離れた住宅街では€600~€700程度です。

街の美しさ

リスボンには、美しい建築物、広場、公園、そして海岸線があります。旧市街地には、石畳の路地や趣のある古い建物が残っており、また、リスボンの象徴的な黄色いトラムも走っています。

デジタルノマドにとって創造性を刺激する環境があり、歴史を感じられるヨーロッパの街でノマド生活をしたい人はきっとリスボンを気に入るでしょう。

ノマドコミュニティが充実

リスボンには「Digital Nomads Lisbon」といったデジタルノマド向けのコミュニティが充実しています。多くのノマドが集まるコリビング施設や、イベント、ワークショップなどが頻繁に行われる場所があります。

このようなノマドコミュニティのイベントに参加すれば、世界中からやって来たデジタルノマド達と知り合う事ができるでしょう。またリスボンは英語がわりとよく通じるため、多くの外国人が訪れ、ノマド同士の交流も盛んです。

コワーキングスペースが豊富

リスボンには、デジタルノマド向けのコワーキングスペースが豊富にあります。共同のオフィススペースを提供するだけでなく、会議室、キッチン、シャワー、そしてコミュニティイベントを開催する場所もあります。

リスボンのコワーキングスペースは他のヨーロッパの都市に比べて比較的安価で、高速インターネットや必要な設備がきちんと揃っています。

アパートやホテルでも仕事はできますが、コワーキングスペースには地元のスタートアップやデジタルノマドが集まっているので、色々な人と出会う機会があるでしょう。

リスボンのおすすめコワーキングスペース

リスボンにはたくさんのコワーキングスペースがありますが、ここでは5つのコワーキングスペースを厳選して紹介します。

1. Second Home Lisboa

Second Home Lisboa
Photo: Second Home Lisboa公式サイト

Second Home Lisboaは、館内に1000以上の観葉植物が設置されている、まるでジャングルのようなユニークなコワーキングスペース。自然光がふんだんに取り入れられていて、快適な環境で仕事がはかどります。

メンバー向けにヨガや呼吸法などのウェルネスやサーフィン、パーティー等もイベントも頻繁に行われています。

世界各国の料理が楽しめる人気スポットTime Out Marketの上の階という好立地もポイントです。

Second Home 公式サイト

2. Lisbon Cowork

Photo: Lisbon Cowork公式サイト

Lisbon Coworkは、半日で€10、1日で€15と、他と比べて安価で利用できるコワーキングスペースです。お洒落さはありませんが、高速インターネット、快適な椅子とデスク、ミーティングルームとリモートワークに必要なものは全て揃っています。

さらにサウナ、マッサージ、ヨガレッスンを予約する事もできます。日本から訪れるノマドにはあまり関係ないかもしれませんが、ペット同伴が可能なのも面白い所。アットホームでフレンドリーな雰囲気が魅力のコワーキングスペースです。

Lisbon Cowork公式サイト

3. Resves Cowork

Photo: Resves公式サイト

Resvesコワーキングスペースは、リスボンの中心地に位置し、賑やかなラト地区やエストレラ公園へ徒歩5分という好立地にあります。

大きな窓に囲まれ、白を基調とした明るいコワーキングスペースで、メンバーは、電話ブース、さまざまなラウンジエリア、屋外テラス、無料のコーヒーや紅茶、フルーツが備わったキッチンにアクセスできます。

1日パスは€25ですが、4日間パスを€88で購入する事ができます。

Resves公式サイト

4. Time to Cowork

Photo: Time to Cowork公式サイト

Time To Coworkは、リスボンの中心部に位置し、近くには地元のカフェ、レストラン、ショッピングエリア、観光スポットがあります。Time To Coworkが入っているのは美しい歴史ある建物で、最近綺麗なオフィススペースに改装されました。広々とした明るいオフィス、快適な椅子、高速インターネットと、仕事をするのに最適な環境を提供しています。

Time to Cowork公式サイト

5. A Dama Rosa

Photo: Time to Cowork Facebookページ

A Dama Rosaは、プリンシペ・レアル地区の中心に位置し、歴史ある邸宅を改装したユニークなコワーキングスペースおよびイベントスペースです。

ピンク色に塗られたおしゃれな外観で、館内は仕事がしやすいようにすっきりとしたデザインになっていますが、高い天井や窓枠、扉などに歴史ある建物の名残りを感じるでしょう。屋上からはリスボンが一望できます。

どこか温かみのあるアットホームな雰囲気のコワーキングスペースです。

A Dama Rosa公式サイト

リスボンでノマドにおすすめの宿泊先

デジタルノマドとしてリスボンに滞在するなら、ノマドが快適に過ごせるコリビングに宿泊してみてはいかがでしょうか。

コリビングとは家具付きシェアハウスのようなものですが、ホテルやホステルに近いものから、より長期で住むアパートに近いものまで、色々なタイプがあります。ここでは、リスボンに到着してまず数日~数週間を過ごすのにおすすめのコリビングを紹介します。

Selina Secret Garden

Selinaはヨーロッパや中南米など世界中で若者向けのおしゃれなホステルを展開しています。

リスボンにあるSelinaは、便利な街の中心地に位置しているので多くのレストランやカフェ、マーケット、観光スポットに歩いて行けます。

SelinaSecret Gardenは4~10ベットのドミトリーとプライベートのダブルルームがあります。観光で短期間リスボンを訪れる旅行者にも人気があるので、プライベートルームの予約は早めにしておいた方が良いでしょう。

広々としたコワーキングスペースが備わっているのでじっくり仕事に取り組む事ができます。またカフェ、ルーフトップバー、中庭にはプールもあり、ヨガのクラスも開催されています。

Selina公式サイト

Outsite

Outsiteはデジタルノマド、リモートワーカー向けのコリビングを世界中で運営しています。ポルトガルには7軒あり、リスボンには、観光に便利な街の中心にあるCais do Sodreと、より静かな地域Intendenteの2軒があります。

リスボンのどちらのOutsiteも部屋はすべてプライベートルームで、バス・トイレ付または共用を選ぶ事ができます。高速Wifiを完備したワーキングスペースも併設されています。

Outsite公式サイト

Same Same

リスボン中心部にあるポルトガル初のクリエイターのためのコリビングスペースがSamesameです。

アーティストやクリエイターたちが集まるコミュニティの中で暮らし、創造し、楽しむというコンセプトなので、万人に合うわけではありませんが、クリエイティブな仕事をしているノマドならきっと大きなインスピレーションを得られるでしょう。

Same Sameは規模は小さいですが、シェアルームからプライベートルームまで色々なタイプの部屋が揃っており、BECOというコワーキングスペース、Esquinaというアートアトリエ、そしてInsituというバー&レストランを備えています。

Same Same公式サイト

ポルトガルのデジタルノマドビザ

2022年10月30日、ポルトガルは通称「デジタルノマドビザ」と呼ばれる、国外からの専門的リモートワーカー査証を導入しました。

このデジタルノマドビザはノマドなら誰でも取得できるというわけではありませんが、条件を満たせば1年間デジタルノマドとしてポルトガルに滞在できる「一時滞在ビザ」を取得できます。これは1年間の更新が可能なので、通算2年ポルトガルに滞在できます。

それ以上住みたい場合は、最長5年リモートワーカーとして滞在できる「居住ビザ」の申請をします。

ポルトガルデジタルノマドビザの申請条件

  • EUまたはEEAに属する国以外の国籍を有する事
  • ポルトガルの最低賃金の4倍以上の収入がある事 (2023年の場合、月額約3040ユーロに相当)
  • 過去3か月間の収入証明書を提出するだけでなく、申請者は居住者証明書とポルトガル国外の会社からの雇用契約書(または自営業の証明)を提出

ポルトガルのデジタルノマドビザ申請方法

申請書と必要書類を揃えて、日本のポルトガル大使館へビザの申請をします。ビザの申請条件が変わる事もあるので、詳しい申請手続きについては大使館に問い合わせて確認しましょう。

リスボンでノマド生活 まとめ

本記事では、移住先として人気が高まっているポルトガルの首都、リスボンのデジタルノマド事情をまとめました。

気候が良く、生活費が比較的安く、英語が通じやすい上に、インターネットやコワーキングスペースなどのノマドに必要はインフラが整っているため、リスボンはデジタルノマドにとって心地よく過ごせる街です。

デジタルノマドビザの発給も開始されたので、ヨーロッパ圏外からリスボンを訪れるノマドも今後もっと増えていくでしょう。

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