海外でノマドとして生活するなら必ず保険に入っておくべきです。保険に入っておけば、万が一旅先で病気や事故、盗難の際にも安心ですね。
ただ、通常の海外旅行と違い、長期間・複数の国に滞在するデジタルノマドのようなスタイルで旅をするとなると、どのようなタイプの保険に入っておけばいいのか悩みますね。この記事では、どんな保険が利用できるのか、そして画期的な「ノマド向け旅行保険」を紹介します。
ノマド向け海外旅行保険のタイプ
- クレジットカードに付いている海外旅行保険
- 日本の保険会社が提供している海外旅行保険
- 海外の保険会社が提供しているデジタルノマド保険
多くの保険会社が海外旅行保険を販売していますが、長期間・複数の国に滞在するデジタルノマドのようなスタイルだと、通常の海外旅行保険だと保険料が高額になってしまう場合も。
この記事では、海外の保険会社が提供する、長期にわたり複数の国を旅するデジタルノマドやバックパッカー向けの保険など、デジタルノマドの保険事情をご紹介します。
クレジットカード付帯の海外旅行保険
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する、という方法もあります。
クレジットカード付帯の保険は、カード会社やカードの種類によって補償内容が異なります。なかには手厚い補償をしてくれるものもありますので、うまく利用すると良いでしょう。
しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険では、補償期間が出国から90日程度のことが多いようです。長期間海外で生活するデジタルノマドには短い期間です。
フリープラン(バラ掛け)の保険、かけておいたほうが良い項目
クレジットカード付帯保険で物足りない補償を補いたい場合や、余計な補償はいらないので保険料を安くしたい場合には、補償内容がセットになった通常の保険でなく、必要な項目だけを選ぶバラ掛けの保険もあります。
バラ掛けの保険の場合には、自身必要な項目を見極める必要があります。
絶対に必要な項目は、医療費の補償です。海外では医療費が日本よりずっと高額になるケースもありますが、補償があれば安心して病院に行くことができます。この項目がなければ保険に入る意味がない、と言っても過言ではありません。
次に重要なのは携行品補償です。治安の良くない国で生活する方には、とくに必要でしょう。しかし、治安の良い国で生活する場合や、持ち物が少ない・貴重品を持ち歩かない場合には、優先度はそれほど高くありません。
ノマドのためにデザインされた海外旅行保険
World Nomads
World Nomadsは、オーストラリアの会社が提供するノマド/バックパッカー向けの海外旅行保険です。どこの国からでもオンラインでの申し込みが可能です。
通常、日本の海外旅行保険では、出国後には契約することができません。保険の申し込みを忘れたり、保険の期限が切れてしまったりしても、World Nomadsなら出国後に滞在先の国から申し込むことができます。
保険料は日本の海外旅行保険と比べて安価で、通常補償のスタンダードプランと、手厚い補償のエクスプローラープランから選ぶことができます。
また、World Nomadsは、滞在するのが一ヵ国でも複数国でも、保険料は変わりません。頻繁に国境をまたぐデジタルノマドにも嬉しい点ですね。ただし、アメリカは医療費が高いため、渡航先にアメリカを含む場合には保険料が高くなります。
医療費だけでなく、携行品補償や旅行のキャンセルに伴う費用なども補償してくれます。
Safety Wing
Safety Wingは、ノルウェー出身の創業者が設立したアメリカ・サンフランシスコの会社が提供するデジタルノマド向けの保険サービスです。世界180ヵ国で医療保険を利用することができます。
保険料は月額(4週/28日)で40ドル(約4200円)と、通常の海外旅行保険と比べて格安で加入することができます。
Safety Wingもインターネットで申し込みすることができ、サブスクリプションサービスのように、終了日を設定しない限り28日ごとに更新されていきます。自動で更新されて期限を気にしなくていいのは、長期滞在のノマドには大きなメリットです。
また、大人一人につき10歳までの子供一人の保険料が無料になります。この保険に加入して、家族でノマドというのもいいかもしれませんね。
Safety Wingは医療費、旅行関係の費用などを補償してくれます。さらにコロナウィルスにも対応しています。
グローブパートナー
アセット社のグローブパートナーは、何かあった時に日本語で対応してくれる保険会社がいい、という人におすすめの保険です。アセット社はフランスの会社ですが日本にも展開しており、グローブパートナーは日本人向けの海外用保険です。
グローブパートナーは留学・ワーホリ向けの保険ですが、デジタルノマドでも十分に利用できます。
保険料は日本の海外旅行保険より安く、出国後でもインターネットで申し込みができます。
補償内容は医療費が中心で、携行品補償や旅行費用の補償などはありませんので、注意が必要です。病気で弱っている時に日本語対応してくれるのはありがたいので、日本語対応の医療保険と割り切って考えて加入すると良いでしょう。
海外デジタルノマド保険 まとめ
海外で生活するデジタルノマドの保険についてご紹介しました。
長期の海外生活の場合は、はじめはクレジットカード付帯の保険を利用して、期限がきたらインターネット申し込みタイプの保険に切り替える、といった組み合わせによって、よりお得に保険を利用することができます。
デジタルノマドは身体が資本ですので、ぜひ保険に加入しておきましょう。