海外のデジタルノマドの宿泊先で定番になりつつあるのが、「コリビング」と呼ばれる施設です。民泊やホテル、ゲストハウスと比べてリモートワーカーにとって何がそんなに魅力的なのでしょうか。この記事では、コリビングとは何か、その魅力、そして海外ノマドなら是非注目したい海外のお洒落なコリビングを紹介します。
コリビング(Co-living)とは? シェアハウスとは違う?
コリビング(Co-living)とは、2010年代後半に欧米で登場した「職住一体型施設」のことです。コリビングはコミュニティに価値を置いた共同生活モデルで、充実した共有スペースと快適なワークスペースを備えていることが、シェアハウスとの違いといえます。
コリビングの共有スペースでは、ワークショップやイベントが開催されたり、共同キッチンでは他の住民と協力しながら調理を楽しめます。
コリビングには、さまざまな特徴やタイプがあります。生産性の高いコワーキングスペースに力を入れているリモートワーカー向けのもの、地域の文化やアクティビティを楽しむトラベラー向けのもの、3か月以上といった長期滞在が条件のローカル向けシェアハウスに近いコリビングもあります。
コリビングの魅力
コリビングは、共有やコミュニティを大切にするミレニアル世代から高い人気があります。不動産価格の高いニューヨークやロンドンなどの大都市では、住宅をシェアするコリビングは一般的な選択肢となっています。
コリビングは、リモートワークしながら旅行するデジタルノマドにとっても人気のスペースです。コリビングの快適なワークスペースとプライベートルームは、デジタルノマドやアドレスホッパーに理想的なワークライフバランスをもたらしてくれます。
共有スペースでのコラボレーションや、地元のコミュニティと交流できるイベントを通して、新たなネットワークやスキルアップにつなげられるのも、コリビングの大きな魅力です。
泊まってみたい!海外のコリビング
Selina(セリーナ)
Selina(セリーナ)は、2015年に設立された、ミレニアル世代とZ世代のデジタルノマドのためのコリビングブランドです。北米、中南米、ヨーロッパ、イスラエル、オーストラリアの20カ国に、100以上の拠点を展開しています。
Selinaのコリビングスペースは、おしゃれでユニークなデザインが特徴です。宿泊施設とコワーキング、レクリエーション、ウェルネス、地域のアクティビティを融合しています。都市の中心部からビーチサイド、山やジャングルの奥深くまで点在する拠点は、地域ならではアクティビティやカルチャーを通して、ユニークな体験を提供しています。
Selina公式サイト:https://colive.selina.com/
Outpost (アウトポスト)
Outpostは、デジタルノマドやクリエイターの出会いための、アジアで展開するコリビング&コワーキングスペースです。バリ島のチャングーとウブド、スリランカのウェリガマベイに拠点があります。
Outpostには、自宅のようにくつろげる部屋と専用バスルーム、集中できるコワークスペースと刺激的なコラボレーションスペースがあります。高速Wi-Fi、人間工学に基づいたチェア、調節可能なデスク、ミーティングルーム、ビデオ通話ブースのほか、快適なラウンジエリアも完備しています。
Outpost公式サイト:https://destinationoutpost.co/

Outsite (アウトサイト)
Outsiteは、世界中のリモートワーカーのためのコリビングコミュニティです。プライベートベッドルームのあるスタジオやアパートメントを、アメリカ、フランス、ポルトガル、スペイン、中南米、バリ島に展開しています。
Outpostは、手頃な宿泊料金が魅力で、30泊以上で30%オフ、60泊以上で35%オフになる長期滞在割引があります。
Outsite公式サイト:https://www.outsite.co/

Hmlet(ハムレット)
Hmlet(ハムレット)は、シンガポール発のコリビング住宅です。シンガポール、香港、東京において、清掃・水光熱費込みのプランや、家具家電付き・なしの部屋など、柔軟なコリビングプランを提供しています。東京の住宅は三菱地所グループが運営しています。
Hmletでは「住みながら新しい体験ができる」ことをテーマに、コミュニティマネージャーのもと各種イベントが定期的に開催されています。
Hmlet公式サイト:https://hmletjapan.com/
