海外でノマドワーク、新しい旅のスタイル

ホームデジタルノマド海外でノマドワーク、新しい旅のスタイル

リモートワークやフリーランスといった働き方が社会に定着してきて、「デジタルノマド」「ノマドワーカー」という言葉を耳にする機会も多くなってきました。

ノマドとは、拠点を構えず好きな場所で仕事をする人たちの事。ノマドという名の通り、遊牧民のように様々な場所を仕事を続けながら旅をしています。国内だけでなく、外国へ出かける海外ノマドも欧米のフリーランサーを中心に世界中で増えています。

海外ノマドとは

海外ノマドとは、リモートワークで働きながら海外を旅するデジタルノマドのこと。最近は、バックパッカーのように各地を短期間で転々とするのではなく、ひとつの地域に長く滞在して、地元のコミュニティや文化と深いつながりを築く海外ノマドが増えています。

海外ノマドを自国に招き入れるためのデジタルノマドビザや、コワーキング・コリビングスペースの整備、海外ノマドのためのホステルやパッケージ旅行サービスが、ムーブメントを促進させています。

海外ノマドのメリット

海外ノマドは、「暮らすように旅をする」ライフスタイルなので、ゆったりとしたペースで過ごせて移動のストレスがありません。朝のウォーキングやヨガといったウェルネスを自分のルーチンにすれば、理想的なワークライフバランスも実現できます。

地元の食堂や屋台、活気のある市場やお祭りなど、ローカルコミュニティとの交流は、海外ノマドにエネルギーを与えてくれます。地域の伝統文化や慣習からは、新たな気付きを得られるかもしれません。

コワーキングやコリビングの共用スペースのイベントで、現地のスタートアップコミュニティやプロフェッショナルたちと、ネットワーキングを構築することも可能です。

海外ノマドに必要なスキル

海外デジタルノマドのスキル
Photo by CoWomen on Unsplash

デジタルノマドをするために必要なスキルは、「パソコンを使ってお金を稼ぐスキル」です。例えばIT関係のエンジニアやデザイナー、ライターや翻訳、FXや株のトレーダーなど、フリーランスの仕事がノマドには向いています。どれも稼ぐには経験や勉強が必要ですが、特別な資格が無くても始めることができる仕事も多くあります。

海外ノマドとして生活をする上で必要になるのはやはり「語学力」。宿や交通手段、コワーキングスペースの手配などを困らずにできるだけの語学力は必要です。長期であちこち旅をしていると色々な事が起こるもの。何かトラブルがあった場合にも対処、交渉できたり、トラベラーやデジタルノマドが集まるコミュニティにも積極的に参加できるだけのコミュニケーション力がある事が望ましいです。

海外ノマドに必要な資金

Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

海外ノマドはやはり「旅」なので、もしもの時のためにもお金は余分に持っていくほうが安心です。基本的にはデジタルノマドとしての仕事から得られる収入で生活していくことになります。「貯金を切り崩しながら生活する」従来の旅人や、海外移住者との大きな違いはここですね。

たとえば東南アジアの国々では、日本と比べると生活コストが低く抑えられます。同じ収入でも、すこしだけ贅沢な生活ができます。

但し、外国ですっからかんになってしまうと大変ですから、長期で海外ノマド生活をする場合は、資金的にも余裕をもっておいた方が断然安心です。

海外ノマドの送金サービス

海外ノマドにおすすめの海外送金サービスとして、Wise(ワイズ)とWorldRemit(ワールドレミット)について紹介します。どちらもフィンテックの送金サービスとして登場し、従来の国際送金と比べ、割安な手数料で迅速な送金ができることが人気となっています。

いずれのサービスでも初めて利用する際には、本人確認書類のアップロードが必要になります。出発前に日本で手続きを済ませておくようにしましょう。

Wise(旧TransferWise)

Wise(旧TransferWise)は、2021年7月にロンドン証券取引所に直接上場し、時価総額1.2兆円を記録して注目を集めた企業です。Wiseの海外送金サービスの特徴は、透明性のある実際の為替レートを採用していることです。一般的な海外送金サービスが送金手数料のほかに、独自の為替レートからも利益を得ているのと異なります。

Wiseでは、Wiseデビットカードというデビットカードも提供しています。Wiseアカウントに資金をチャージすれば、店舗やオンラインショップでの支払い以外にも、現地のATMから現金を引き出すことができます。このため滞在国の銀行口座がない場合にも、有利なレートで海外送金した現金が受け取れます。Wiseデビットカードも、海外への出発前に日本で作るようにしましょう。

WorldRemit

WorldRemitは、送金手数料が非常に安い海外送金サービスです。ただし、Wiseと異なり独自の為替レートに基づいて両替されています。

WorldRemitのメリットは、送金先の国によっては、サービスパートナー拠点での現金受取や、モバイルマネーで受取可能なことです。送金先の国でどのような受け取り方法ができるのか、確認しておきましょう。ただし、サービスサイトは日本語対応していません。

ビザについて

デジタルノマドは基本的にはフリーランスで、社会的信用はありません。外国で就労ビザの取得は困難です。

海外ノマドをする場合には、ノービザでの滞在か、観光ビザでの滞在になります。旅先で元々持っている自分の仕事をこなす事には特に問題ありませんが、現地で就労したり商売をする事はもちろんできません。

ビザの期限が来たら延長申請するか、一度出国するか、その土地を離れるかのどれかです。入国する前に、ノービザでの滞在期限や観光ビザの取得方法など、しっかり調べておきましょう。長期間同じ土地にとどまることができないのは、「ノマド(遊牧民)」の宿命であるとも言えますね。

ここ数年デジタルノマドという生き方が浸透するようになり、リモートワークをしながら1年間といった長期滞在を認める「デジタルノマドビザ」を発行する国が増えています。

デジタルノマドビザを発給する国が増加

世界各国で、リモートワーカーを対象としたデジタルノマドビザを発給する国が2020年以降増加しています。背景には、地元の観光産業のパンデミックからの回復支援と、地域のスタートアップコミュニティを活性化させる狙いがあります。

ヨーロッパのデジタルノマドビザ

ヨーロッパでは、エストニア、ジョージア、ルーマニア、ハンガリー、ドイツ、スペインなどデジタルノマドビザを導入する国が増えています。どの国のノマドビザも一定の月収がある事を条件としており、取得には審査があります。

デジタルノマドビザの条件が比較的ゆるく、滞在費や物価が安いデジタルノマドにおすすめのヨーロッパの国には、マルタやポルトガルがあります。

アジアのデジタルノマドビザ

ヨーロッパに比べると少し遅れを取っている感があるアジアのデジタルノマドビザですが、いくつかの国が近い将来の発給へ向けて動き出しています。

タイは2022年1月に、最長10年間有効の長期滞在ビザ(LTR)のデジタルノマドを含む資格規則を承認しました。ビザは最初に年間10,000バーツの費用で5年間与えられ、さらに5年間延長することができるとの事。実際の運用と資格の詳細は未定となっています。

デジタルノマドに高い人気のバリ島のあるインドネシアは、2021年にデジタルノマドビザの導入を検討していることを発表しました。バリのデジタルノマドビザは最長5年間有効で、ビザ保有者はバリ以外で得た収入に対して税金を支払う必要はありません。

また近年サーフィン好きなノマドに人気のスリランカも、デジタルノマドビザの発給を発表しています。

在留届

外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、「在留届」を提出することが法律で義務付けられています。そのためデジタルノマドビザを取得して、海外に3か月以上滞在する場合には必ず在留届を提出しましょう。「オンライン在留届」の利用が簡単で便利です。

海外ノマドにおすすめの持ち物

海外でノマド生活をする際に、あったら良い物はいろいろありますが、あまり物が多いと移動が大変です。荷物はできるだけ減らしましょう。

ノートパソコンスマートフォンのほか、現地のSIMカードUSB充電器海外の電源アダプターなどは必須アイテムです。その他、Web会議に便利なマイク付きイヤホンや、周りの雑音を消して作業に集中できるノイズキャンセリングイヤホンなども検討しましょう。

クレジットカードやデビットカード

海外で現金を多く持ち歩くのは危険なため、クレジットカードやデビットカードを持参しましょう。事前にクレジットカードの海外キャッシングを申し込んでおけば、急に現金が必要となった際に役立ちます。海外ATMでの現地通貨の引き出し可能なデビットカードがあれば、銀行口座がなくても滞在資金を受け取れます。

日本の生活用品

滞在する国にもよりますが、海外で手に入る生活用品のなかには日本製や国内で流通しているものに比べて、衝撃的に品質が悪いものがあります。次に挙げる生活用品は、日本から持っていくのがおすすめです。

  • 歯ブラシ
  • 爪切り
  • 文房具:ボールペン、ポスト・イット、クリアファイル
  • 折りたたみ傘

国際免許証

レンタカーやレンタルバイクを借りる際、国際免許証の提示が求められることがあります。パスポート代わりのIDとして役立つこともあるので、取得することを検討してください。

VPN

VPN(仮想プライベートネットワーク)は、リモートワークのセキュリティ対策として、公衆Wi-Fi接続時の使用などで注目を集めていますが、他にもさまざまな面で海外ノマドにとって役立つソフトウェアです。

VPNで日本の接続サーバーを選ぶことで、海外からのアクセスが制限された日本の動画配信サービスやWebサイトにアクセスできます。海外でも国内の事業のみを展開する企業のWebサイトは、サイバーセキュリティ対策として、一部の海外地域からの閲覧を遮断している場合があります。このような場合に、VPNで接続サーバーを変更することで、サービスにアクセスできるようになります。

POCKETALK(ポケトーク)AI通訳機

スマートフォンアプリでも高性能な翻訳アプリはありますが、英語の通じない地域に長期滞在する海外ノマドには、POCKETALK(ポケトーク)は有力な選択肢です。専用機の使い勝手の良さと、AI通訳機能による61言語の音声とテキスト、21言語のテキストのみ翻訳に対応しています。価格も9,900円〜と手頃です。

海外ノマドが陥りがちなリスクと注意点

スケジュールや仕事の管理

海外ノマドは、旅行気分と仕事のメリハリをつけにくくなることがあります。現地の楽しいアクティビティに熱中しすぎて、仕事の締切やクライアントとの連絡に遅れが出てしまうと、キャリアの障害になりかねません。さらに、リモートワークに時差がある場合には、ストレスを感じないように上手にコントロールする必要があります。

海外ノマドの命綱、ネット環境

たとえば田舎に行くと、まともにネットがつながる場所がない、頻繁に停電する地域もあります。ネット環境はデジタルノマドの生命線なので、一定期間以上滞在する場所を選ぶ際には「ネットがまともに使える場所が近くにあるか」を確かめましょう。もし、まともにネットが使える場所が見つからなければ、デジタルノマドとしてはその地に留まる事はあきらめざるを得ません。

Wi-Fi環境が整っているコワーキングスペースを探しておく、国の状況によっては現地SIMカードを入手しておきましょう。

海外ノマド生活では、日本語で気軽にしゃべったり、相談できる相手がいないことが少なくないでしょう。そのため孤独を感じて、仕事のモチベーションが下がってしまうリスクも考えられます。そんな状況に陥ったら、海外ノマドが利用するコリビングに住んだり、コワーキングスペースを利用したり、デジタルノマド向けリトリートや滞在プログラムに参加するのもおすすめです。

体調管理と海外ノマド向け旅行保険

また海外では時差や気候、慣れない環境といった要因から体調を崩しやすくなるもの。体調管理にも気を付けましょう。

海外での入院治療では数百万円といった費用がかかるケースもあり、海外ノマドにとって海外旅行保険は必要不可欠です。また、多くの国や地域の入国条件やデジタルノマドビザの発給条件にも、健康保険の加入が義務付けられています。海外旅行保険に携行品損害補償特約を付けていれば、パソコンやスマートフォンの盗難といったトラブルにも対応できます。

現地ノマドコミュニティでネットワーキング

Photo by Austin Distel on Unsplash

東南アジアのリゾート地などのコワーキングスペースでは、多くの欧米人デジタルノマドの姿を見かけます。インテリアがおしゃれなコワーキングスペースも多数あり、そうしたノマドの集まる場所ではコミュニティが形成されていて、様々な国からやってきたノマド同士が交流を持ったり、提供可能なスキルがあれば仕事の依頼を受けたりすることもできます。

もちろんデジタルノマドの主戦場であるネット上にも、同じようなコミュニティがあります。

海外ノマド生活はかけがえのない経験に

海外を長期で旅しながら収入も得る、海外デジタルノマド生活は、休暇中にいく海外旅行とも、旅だけをするバックパッキングとも違います。収入を得る事で金銭的・時間的な余裕がある反面、フリーランスとして仕事をこなす自己管理が必要になります。この辺のバランスをうまくとれれば、海外でのデジタルノマド生活はかけがえのない経験になるでしょう。

旅も仕事もあきらめない。海外ノマド生活をしている人、海外ノマドに挑戦したい人のための情報共有グループ。
世界各国の
🏠 ノマドに快適な宿情報
💻 おすすめコワーキングスペース情報
🏝️ワークショップやノマドキャンプ
🛂 デジタルノマドビザ情報…など
海外ノマドに役立つ情報をみんなで共有できたらと思います!ブログや動画の共有歓迎★

海外ノマド

spot_img

人気の記事